更新日: 2022.02.03 その他暮らし

和菓子への支出金額が一番多い都市はどこ? 少ない都市は?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

和菓子への支出金額が一番多い都市はどこ? 少ない都市は?
日本の伝統的なお菓子である和菓子。まんじゅうや羊羹のほか、たいやき、今川焼、せんべいなどさまざまな種類がありますよね。
 
マイボイスコム株式会社(東京都千代田区)は、「和菓子」に関するインターネット調査を実施し、1万58件の回答を集めました(※1)。
 
みなさん、どんな和菓子が好きなのでしょう? 和菓子を食べるのはどのような時なのでしょうか。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

一番人気の和菓子は「たいやき・今川焼き・人形焼き」

和菓子が好きか尋ねたところ、「好き」「どちらかといえば好き」合わせて80.8%が好きと回答しました。特に女性や高年齢層で人気が高く、女性60・70代では「好き」と回答した人がいずれも6割強となっています。
 
好きな和菓子の種類を聞いたところ(複数回答)、「たいやき・今川焼き・人形焼」が63.6%で最も多く、次いで「大福」が61.4%となりました。
 
ほかには、「おはぎ・ぼたもち」(56.5%)、「カステラ」(56.0%)、「せんべい」(55.8%)、「どらやき」(55.0%)の順で人気が高いようです。女性の比率が高い項目が多いため、やはり女性は幅広い種類の和菓子を好んでいることがわかります。
 
特に「ぎゅうひ」「桜餅、道明寺」「団子」「上生菓子」「わらび餅」は男女の差が大きい結果に。また、年代別に見ると、60・70代では「大福」、男性10・20代では「カステラ」が1位となっています。
 

和菓子はスーパーで買って自分で食べる

和菓子を食べるシーンを聞いたところ(複数回答)、「ふだんのおやつ」が55.2%。次いで、「おみやげなどでもらった」が40.6%、「家族が買ってきた」「お茶うけ・お茶菓子として」が各30%台となりました。
 
和菓子の購入場所は(複数回答)、「スーパー」が71.1%とダントツで多く、ふだんの買い物のついでに気軽に購入していることがうかがえます。
 
次いで「和菓子専門店、お菓子屋」が47.3%、「コンビニエンスストア」が26.8%となっています。最近ではコンビニスイーツにもおいしい和菓子が増えましたね。ほかには「みやげ物屋」「デパート」が各2割弱となっています。
 
「和菓子専門店、お菓子屋」「デパート」は、年齢の高い女性で比率が高くなっており、和菓子好きの多い高年齢層の女性は、和菓子にこだわりがあるということが感じられます。
 
和菓子の購入目的を聞いたところ(複数回答)、「自分で食べる」が86.9%、「家族が食べる」が64.3%。また、「旅行・帰省などのおみやげ」「友人宅への訪問時の手土産」「来客時のお茶菓子」が各20%台となりました。
 
和菓子を購入する際に重視する点は(複数回答)、「味」が84.4%、「価格」が57.5%です。「賞味期限・消費期限」「菓子の形・デザイン・色」「分量、個数」「季節感」などが各20%台となっています。
 
和菓子のイメージを聞いたところ(複数回答)、「伝統的」が47.5%、「季節感がある」「庶民的」がいずれも42.7%、「素朴」が40.6%、「繊細」が32.4%となっています。
 

和菓子への支出が一番多い都市は?

平成30年から令和2年の家計調査によると、2018年~2020年平均の全国の「羊羹」への平均支出金額は669円。「まんじゅう」は1024 円、「他の和生菓子」は8500円でした(※2)。
 
都市別で見ると、「羊羹」の支出1位は「佐賀市」で1442円。全国平均の2倍以上となっています。佐賀では「小城羊羹」が有名です。2位は「福井市」で1187円、3位は「さいたま市」で1046円でした。
 
また、「まんじゅう」では1位が「鳥取市」で2527円。2位は「福島市」で2381円、3位は「鹿児島市」で2038円でした。鳥取市では「ふろしきまんじゅう」や「因幡の白うさぎ」など有名なまんじゅうがいくつかあります。
 
「他の和生菓子」では1位が「金沢市」で1万3098円でした。金沢市では加賀藩の時代から、お茶菓子が発展し、菓子処として全国的に有名です。2位は「岐阜市」が1万2 284円、3位は山形市が1万2072 円となっています。
 
一方、和菓子への支出が少ないのは「那覇市」で、「羊羹」は134円、「他の和生菓子」は3787円で最も少ないことがわかりました。「まんじゅう」も青森市に次いで少なく、全般的に和菓子をあまり食べない傾向にあるようです。
 
和菓子は日本の伝統的なお菓子です。自分へのご褒美、来客時のお茶請けとして、職人の作ったこだわり和菓子を楽しんでみてはいかがでしょうか。
 
出典
※1:マイボイスコム株式会社【和菓子に関する調査】和菓子の購入場所は「スーパー」が7割強、「和菓子専門店、お菓子屋」が5割弱、「コンビニエンスストア」が3割弱。好きな和菓子は「たいやき・今川焼き・人形焼」「大福」が各6割強
※2:総務省統計局家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキング 2018年~2020年平均)
※2:総務省統計局家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキング 2018年~2020年平均)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ライターさん募集