一人暮らしをしている大学生の生活費の平均は? 親は毎月いくら仕送りしている?

配信日: 2022.02.18

この記事は約 4 分で読めます。
一人暮らしをしている大学生の生活費の平均は? 親は毎月いくら仕送りしている?
「大学生の生活費の平均は?」「親からの仕送りはいくら?」など、一人暮らしをしている大学生の金銭事情について疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
 
生活費や仕送りの平均額を知ることで今後の収支計画が立てやすくなり、早めに備えることができます。
 
ここでは、一人暮らしをしている大学生の生活費や仕送りの平均額について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

新井智美

監修:新井智美(あらい ともみ)

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

聞くのは耳ではなく心です。
あなたの潜在意識を読み取り、問題解決へと導きます。
https://marron-financial.com

一人暮らしをしている大学生の生活費の平均

 
全国大学生協連「第56回学生生活実態調査の概要報告」によると、アパートやマンション、学生会館などで生活する大学生(下宿生)の2020年における1ヶ月の収入は12万2250円、支出は12万1180円でした。
 
収入・支出の内訳と2019年との比較は図表1・図表2のとおりです。
 
図表1

収入 2019年 2020年 前年増減
仕送り 7万2810円 7万410円 ▲2400円
奨学金 2万900円 2万1130円 +230円
アルバイト 3万3600円 2万6360円 ▲7240円
定職 370円 450円 +80円
その他 2180円 3900円 +1720円
収入合計 12万9860円 12万2250円 ▲7610円

 
図表2

支出 2019年 2020年 前年増減
食費 2万6390円 2万4570円 ▲1820円
住居費 5万3930円 5万2910円 ▲1020円
交通費 4070円 3370円 ▲700円
教養娯楽費 1万2870円 1万990円 ▲1880円
書籍費 1860円 1850円 ▲10円
勉学費 1900円 1870円 ▲30円
日常費 7620円 7120円 ▲500円
電話代 3550円 3370円 ▲180円
その他 3430円 2140円 ▲1290円
貯金・繰越 1万3470円 1万2990円 ▲480円
支出合計 12万9090円 12万1180円 ▲7910円

 
図表2のとおり、下宿生の2020年における1ヶ月の生活費は12万1180円です。支出で最も多いのが住居費(5万2910円)で、次に食費(2万4570円)です。2019年と比較すると、支出は全項目減少しています。
 

自宅生の生活費の平均

 
同調査報告によると、自宅から通う大学生の2020年における収入は6万2820円で支出は6万2130円でした。2019年の収入は6万7480円、支出は6万6080円です。
 
自宅生の生活費は6万2130円であり、下宿生の生活費と比べると5万9050円少なくなります。
 

親の仕送り金額の平均

 
同調査報告によると、2020年の下宿生への仕送り金額の平均は7万410円でした。前年から2400円減少しています。下宿生の収入12万2250円に対する仕送りの割合は57.6%となっています。
 
下宿生の8.6%が親の仕送りが0円です。図表3は、親の仕送り金額の推移です。
 
図表3

親の仕送り額 収入合計 収入に対する
仕送りの割合
2020年 7万410円 12万2250円 57.6%
2019年 7万2810円 12万9860円 56.1%
2018年 7万1500円 12万7280円 56.2%
2017年 7万2980円 12万3890円 58.9%
2016年 7万610円 12万820円 58.4%
2015年 7万1440円 12万2580円 58.3%
2014年 7万140円 12万2170円 57.4%
2013年 7万2280円 12万1500円 59.5%

 
図表3のとおり、ここ数年の親の仕送り額は7万~7万3000円、収入に対する割合は56~59%前後で推移しています。
 

一人暮らしの生活費は12万1180円、仕送り額は7万410円

 
一人暮らしをしている大学生(下宿生)の生活費は平均で12万1180円、仕送り金額は7万410円です。収入に対する仕送り金額の割合は56~59%前後となります。毎月1万3000円前後を貯金できています。
 
ただし、大学生のアルバイト代や奨学金、各支出額、親の収入などによって生活費や仕送り額は変わります。
 
ここで紹介した内容を、大学生一人暮らしの収支計画や仕送り計画を立てる際の参考にしてみてください。
 
出典
全国大学生協連「第56回学生生活実態調査の概要報告」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

【PR】子どもの教育費はいくらかかるの?かんたん30秒でシミュレーション

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集