冬の光熱費を抑えるひと工夫。どんな方法がある?
配信日: 2022.02.21
昨年から続く電気料金などの値上げによる影響のほか、在宅ワークが定着して家にいる時間が増えた分、電気代やガス代が増えてしまったという方も多いかもしれません。冬の光熱費を抑えるひと工夫を今からでも実践してみませんか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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まずは着込む
「4クビ」を冷やさないほうがいいと聞いたことはないでしょうか。4クビとは、首、手首、足首、くびれ(おなかまわり)のことで、寒い季節はその部分を暖かくするよう衣服で調節しましょう。
着込むことで体を寒さから守るというのは単純な発想かもしれませんが、新型コロナウイルス感染症対策で、冬でもこまめに換気しないといけない状況の中、暖房費の節約としても有効な方法です。
最近は、保温機能や発熱素材にこだわった靴下やネックウォーマー、はらまき、手袋などが安価に購入できます。それらを活用して、暖房器具を利用する機会を減らすことも可能でしょう。
電気を使わない暖房器具
湯たんぽといえば、寝る前にお湯をためて布団に入れておく昔ながらの暖房器具です。
今どきの湯たんぽはサイズも豊富で、布団の中で自立するもの、夏は氷枕に応用できるものなどがあります。
また、こうした電気を使用しない暖房方法を用いることは、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)な暮らしにつながるかもしれませんね。
寝るときに活躍するのはもちろんですが、持ち運びできるタイプ、足用タイプ、手袋タイプなどさまざまな種類があり、湯たんぽも昔に比べて進化しています。「じんわり、暖かい」という心地よさも魅力なので、ぜひチェックしてみてください。
ガス代について
湯たんぽもお湯を利用するわけですが、お湯を沸かすというところに光熱費がかかってきます。
お茶やコーヒーを飲むときなどは、ガスコンロで沸かしたお湯を保温ポットや魔法瓶に入れておくと、その都度、沸かすよりも経済的です。
保温性の高いカップなど、はやりのキャンプグッズをおしゃれに代用してもいいでしょう。冷めにくければ、それだけお湯を沸かす回数が減らせるので、ガス代の節約になります。
また、料理を作る際には圧力鍋や保温鍋、調理鍋などを活用することで、ガスコンロで長時間火にかけるよりも光熱費を抑えられます。
電気代について
電力の自由化について聞いたことはあっても、自分には関係ないと思っている方は多いのではないでしょうか。実は、電力会社を自分で選ぶことも光熱費の節約やSDGsにつながります。
なぜなら、2016年から始まった電力の小売り全面自由化によって、自然エネルギー、再生可能エネルギーの活用割合の高い電力会社を選べるようになり、料金体系をチェックして自分の生活スタイルに合うものや安いプランを選ぶことができるからです。
料金体系や電気料金の明細書の見方が分からないという方のために、ここでは大手電力会社などでよく見る仕組みを解説します。
電気の基本料金は使用の有無にかかわらず契約した容量で決まっており、その基本料金に、使用量に応じて計算される従量料金(電力量料金)が加わる2部料金制になっています。
従量料金の計算には決まった使用量単価が用いられます。1~120kWh=1段料金、121~300kWh=2段料金、301kWh以上=3段料金というように、段が上がるほど1キロワット当たりの料金単価が高くなる仕組みです(kWh=消費電力1キロワットの機器を1時間使ったときの使用電力量)。
自由化により新たに参入した電力会社の料金体系や選べるサービスはさまざまで、基本料金が0円のプランや、従量料金に段階性がない一律プラン、携帯電話会社やガス会社とのセット割引など多岐にわたります。
普段より光熱費がかかる冬はもちろんですが、年間を通した家計の節約のためにも、ぜひ各社の料金プランの内容や比較サイトをチェックしてみてください。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 電気料金の仕組みについて
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部