町内会には加入したほうがいい? 町内会にかかるお金あれこれ
配信日: 2022.02.24
ここでは、町内会費についての他に、町内会に所属するメリットやデメリットも合わせて紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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町内会に加入するメリットとデメリットとは
どこの町にも「町内会」は存在しています。町内会に所属するメリットはいくつかあります。
例えば、その街に住む人同士で交流が深まるということです。そこからさまざまな情報を交換することもできます。特に地域の防犯情報などの大切なことは、回覧板などで知ることができるのです。
また、地震や台風などの自然災害のときなどは、お互いに助け合ったりすることも可能で、生きていくうえで役に立つことも多いでといえるでしょう。
他にも、地域によっては「子ども会」や「老人会」などが併設されているところもあります。そこでは、夏休みに行われるラジオ体操や正月の餅つき大会など、子どもたちや高齢者が楽しめるようなイベントに参加できるメリットもあるのです。
逆に所属するデメリットとして、さまざまな行事に参加を促されてしまうことがあります。さらに町内会に長く所属していると、ゆくゆくは「会長」や「副会長」などの役員を担当しなければならない可能性もあるのです。
それ以外にも、ゴミ置き場の清掃当番などが順番で回ってきたりします。そのようなことを楽しんで行えればよいのですが、中には煩わしいと感じてしまう人もいるでしょう。特に人間関係が苦手な人は、町内会への所属をためらうことも多いのです。そして、町内会に所属すると毎月「町内会費」を支払う必要が出てきます。
町内会費はどのくらいかかるの?
町内会費は自治会費などとも呼ばれています。町内会の運営維持のためには必要な収入といえるでしょう。
町内会費は各自治体によって金額は異なります。ですが、基本的には毎月200円程度のところが多く、高くても1000円程度の自治体が多いです。中には、それ以上の高い金額を設定している自治体もありますが少数です。
町内会費の使い道は各自治体によって大きく異なります。例えば、地域で行われるさまざまなイベントの補助金として利用される場合もあれば、地域の防犯対策の費用としても利用されます。他にも、災害のための備蓄品の購入や、地域の街灯の電気代などに利用されることも。それ以外であれば、雪国の場合には除雪費用などにも使われることもあります。
集合住宅の場合はどうなるのか
一戸建て住宅以外にも、アパートやマンションなどの集合住宅が地域にある場合には、そこの住民からも町内会費を徴収することはできます。
ただし、集合住宅の場合には、家賃や共益費等に町内会費が含まれているケースもあり、集合住宅のオーナーがまとめて会費を負担しているということもあります。
そのため集合住宅の場合には、町内会費をどのような形で徴収すればよいのかを細かくチェックする必要があるのです。
集合住宅に限らず会費の支払いに応じない住民がいたとしても、町内会への加入や会費の徴収は強制することはできません。町内会への加入はあくまでも「任意」だからです。
そして町内会に所属して、その会費の使い道に納得できない場合には、支払いを断ることも可能です。
しかし、加入しているのに支払いを拒み続けていると、さまざまなトラブルに巻き込まれてしまう可能性も生じます。町内会費はどこの自治体でも少額ですので、できれば毎月支払っておいた方が、トラブルに巻き込まれることも少なくなりそうです。
支払うからには使い道を知っておこう
町内会費がどのように使われるのかは、地域によって異なります。
もしも、町内会に所属して会費を毎月支払うのであれば、そのお金がどのように使われているのかを、知っておくことが大切です。使い道が分かっているのであれば、町内会に不信感を抱くこともなく、街の人とトラブルもなく協力し合えるような関係を築くことができるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部