更新日: 2022.02.28 その他暮らし

コロナ禍の卒業旅行。みんなは行くの?いくらかけるの?

コロナ禍の卒業旅行。みんなは行くの?いくらかけるの?
「卒業旅行」は学生時代の最後の思い出として、仲のよい友達と楽しみたいものです。
 
旅行・レジャー予約プラットフォームのKlook(クルック)は、2022年3月に卒業する学生109名を対象に、「コロナ禍での卒業旅行に関する実態調査」を行いました(※)。
 
今、学生のみなさんは卒業旅行に行くのか、行くとしたらいくらかけるのか、どこに行くのかなどを聞いていますので、結果を見ていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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卒業旅行を予定している人は6割超。予算は昨年より抑え目

2022年の2月~3月での卒業旅行を予定しているかと質問したところ、「予定している」が62.4%、「予定していない」が30.3%でした。昨年と比べると「予定している」が、28.7ポイント増という結果になりました。
 
卒業旅行を予定していると回答した人に、卒業旅行の予算を尋ねると、最も多い回答は「3万円以上5万円未満」で36.8%、次に「5万円以上7万円未満」で22.1%という結果に。
 
昨年と比べると、「3万円以上5万円未満」が、17.9ポイント増である一方で、「10万円以上」は18.9%から8.8%と10.1ポイント減。昨年より卒業旅行に行く人は増えた一方で、予算は抑える人が多いようです。
 
卒業旅行に行く人数は、「3~4名」が41.2%と最も多く、次いで「5~6名」が19.1%、「2名」が17.6%でした。
 

卒業旅行の行き先は国内で。昨年よりアウトドアの傾向に

卒業旅行の行き先(複数回答)は、「北陸・東海」「大阪」がそれぞれ19.1%、「九州」が17.6%でした。昨年回答になかった「海外」が2.9%と、わずかですが入っていました。しかし、海外に出掛けるのはまだしばらく厳しそうですね。
 
卒業旅行では、どのようなプランを考えているか聞いたところ、「グルメ・食べ歩き」が44.1%、「ホテル・旅館等の宿泊施設利用」が39.7%、「テーマパーク・レジャー施設・都市名所等の観光」が38.2%という結果に。
 
21卒(n=37)と比較し、「ホテル・旅館等の宿泊施設利用」が11.7ポイント減、「自然・歴史名所観光」が19.1ポイント増でした。昨年よりアウトドアを楽しみたいと考える人が増えたようです。
 
卒業旅行に行くにあたって、感染予防対策としてどんな工夫をしているかについての上位3つは、「平日の空いている日や時間帯を選ぶ」が69.1%、「宿泊・レジャー施設、飲食店の感染対策が十分かを事前に調べてから利用する」が35.3%、「観光地を避けてホテルや旅館などで過ごす」が27.9%となりました。
 

新型コロナで旅行を諦めている人も多数。「悲しい」「しょうがない」という声も

卒業旅行を予定していない人に理由を聞いたところ、「新型コロナウイルスの感染を防ぐため」が45.5%、「新型コロナウイルスが収まらずそもそも予定を立てなかったため」が30.3%、「新型コロナウイルスに関係なく行く予定がない」が24.2%という結果になりました。
 
新型コロナウイルスが少し落ち着いたタイミングなどで、2022年4月前に卒業旅行に行くことを考えているか尋ねると、「本当は2022年4月前に行きたいが半分諦めている」が43.5%、「本当は2022年4月前に行きたいが完全に諦めている」が21.7%となり、そもそも旅行を諦めているという人も多いことがわかりました。
 
コロナ禍でなければ行きたかった旅行先を聞くと、「北海道」が33.3%、「京都」が26.7%、「沖縄」が26.7%でした。昨年と比べて、「ヨーロッパ」が39.7ポイント減、「東北」が16.4%増という結果に。昨年はできれば海外に行きたかったという学生が多かったようですが、今年は海外は最初から諦めて国内の人気観光地を希望する人が増えたようです。
 
新型コロナウイルスの影響で卒業旅行に行けないことについて、率直に感じることや思うことを聞いたところ、「悲しい」「このご時世で他の人もみんな苦しんでいるので、しょうがないと思う」「いつおさまるのか先も見えなくて正直嫌になってきた」といったコメントが寄せられました。
 
学生時代しか長い休みは取れないので、できれば卒業旅行に行きたいことでしょう。都会や人気の観光地を避け、車で移動するなどすれば、ある程度感染のリスクは下がるのではないでしょうか。学生時代の最後の思い出作りをさせてあげたいですね。
 
出典
※Klook(クルック)【2022年版 |コロナ禍での卒業旅行に関する実態調査】
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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