更新日: 2022.03.04 その他暮らし
10代はフリマアプリの中で経済を回してる?モノを買う時に売ることを意識
フリマアプリは欲しいものが市場より安い価格で入手できたり、もう手に入らない商品を購入することができます。また、不用品を処分できるうえ、お金に変えることができて一石二鳥ですよね。
楽天グループ株式会社が運営するフリマアプリの楽天「ラクマ」は、10代のユーザー1523名を対象に、「10代のリユースに関する意識調査」を実施しました(※)。
主に中高生が中心ですが、若い世代はフリマアプリをうまく利用しているようです。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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欲しいものがあればまずフリマアプリで探す人が7割
「ファッションアイテムなど、何か欲しい物がある時にまずフリマアプリで探すか」と尋ねると、「当てはまる」(36.7%)、「やや当てはまる」(32.2%)あわせて約7割となりました。
欲しい物がある時にまずフリマアプリで探す理由を聞いたところ、最も多いのは「より安く買えるから」が84.9%でした。次いで、「他の店舗で在庫が無い物だから」(27.7%)、「よりエコだから」(15.6%)、「使わなくなった時にまたフリマで売りたいから」(14.8%)が続きました。
基本的にお小遣いでやりくりしている10代は、欲しいものがあれば、まずフリマアプリで探し、できるだけ安く買おうとしているようです。
普段の買い物の際にも、中古で売れるかを意識
フリマアプリに限らず、「普段の買い物の際にリセールバリューを意識しているか」について質問したところ、「当てはまる」(21.5%)、「やや当てはまる」(30.1%)の回答が約5割(51.6%)でした。
中古で販売した場合、どの程度の価格で売れるかを考慮しながらモノを買う人が半数という結果になりました。
普段の買い物の際に、リセールバリューを意識していると回答した人に、その理由を聞いたところ、「売ったお金で、また他の服・物を買えるから」(76.2%)が最も多い結果に。お小遣い制の場合は、フリマの中で売って買ってと、お金を循環させているようです。
次いで、「欲しい人がいるかもしれないから」(35.6%)、「ゴミにして廃棄したくないから」(35.1%)、「家に置くスペースが無く、一定期間使ったら売るつもりだから」(8.7%)という順に。
フリマアプリで売買することは、リユース・リサイクルで持続可能な社会に貢献することにもつながっています。
リユース・リサイクルにより持続可能な社会に貢献
「買った服や物を使わなくなった時にフリマで売るために、日ごろ気を付けていること」について聞いたところ、93.5%の人がフリマアプリでの出品を見越して気を付けていることがあると回答。
最も多いのは「汚さないように綺麗に保つ」(63.0%)で、次いで「記名をしない」(33.2%)、「リメイクなどの加工をしない」(23.3%)、「タグや箱など、付属品を取っておく」(21.1%)、「服の場合、折り目や皺をつけないようにする」(11.8%)という順となりました。
もし売るなら、できるだけ高値で売りたいので、きれいなままにしておきたいですよね。「リユース」や「SDGs」に興味関心があるか尋ねると、「ある」(29.2%)と「ややある」(32.5%)を合わせて約6割は関心があると回答。
その理由で最も多い回答は「これからの地球の環境が心配だから」(54.8%)でした。次いで「社会にとって重要なことだから」(52.2%)、「学校で学ぶトピックだから」(36.5%)、「自分にできることを常に考えているから」(15.8%)という順となりました。
10代はアルバイトをしていなければ、基本的にお小遣いやお年玉を貯めてやりくりしているため、フリマアプリを使ってモノを売ったり買ったりしている人が多そうです。
お金のやりくりが学べるほか、出品内容の説明や取引相手とのやりとりで、メールの書き方や敬語も身につきそうですね。
出典
※楽天グループ株式会社 楽天「ラクマ」、「10代のリユースに関する意識調査」を実施
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部