更新日: 2022.03.15 子育て

桃の節句と端午の節句、お飾りは誰が買う? お祝い方法は? ひな人形やかぶと飾りなどの予算もチェック

桃の節句と端午の節句、お飾りは誰が買う? お祝い方法は? ひな人形やかぶと飾りなどの予算もチェック
小さなお子さんがいるご家庭は、3月と5月にイベントが待っていますよね。そう、桃の節句と端午の節句です。
 
昔から伝わる風習として、ひな人形やかぶと飾りなどを購入する人も多いのではないでしょうか。
 
そこで今回は、桃の節句と端午の節句に関わる出費や、お祝いの仕方などを見てみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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桃の節句と端午の節句、お祝いをする家庭の割合は?

株式会社スタジオアリスが発表した「令和の節句の実態調査」の結果(※)をチェックしてみます。
 
この調査は、0歳以上~6歳以下の子どもを育てる男女300名(以下、令和親)と、1989年以降~2005年までの間に産んだ子どもを持つ男女200名(以下、平成親)の計500名を対象に行われたものです。
 
まずは、五節句(日本の四季を彩る代表的な節句)のお祝いについて、「お祝いする(した)」の回答が多い順に見てみましょう。

【「お祝いする(した)」回答ランキング】

1位:桃の節句(3月) 74.4%
2位:端午の節句(5月) 69.2%
3位:七夕の節句(7月) 35.4%
4位:人日の節句(1月) 25.2%
5位:菊の節句(9月) 4.2%

「こんな節句もあったの?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
やはり、知名度の高さとお祝いをする割合は比例するのかもしれません。五節句のうち、桃の節句と端午の節句が半数を超える結果になりました。
 
では、桃の節句と端午の節句、具体的にどのようなお祝いをするのか、平成親と令和親に分けて見てみましょう。

【桃の節句をどのようにお祝いします(しました)か(複数回答)TOP3】

<平成親>
1位:ひな人形等の内飾り・外飾りを飾る 77.8%
1位:自宅でご馳走を食べる 77.8%
3位:記念写真を撮る 30.2%
 
<令和親>
1位:ひな人形等の内飾り・外飾りを飾る 81.3%
2位:自宅でご馳走を食べる 63.4%
3位:記念写真を撮る 40.7%

平成親と令和親でランキングは同じでした。
 
それぞれの割合にも大きな差はありませんでしたが、令和親は平成親より1割ほど「記念写真を撮る」の回答が多いようです。やはり、子どもが小さいうちは記念となる写真を残しておきたいと考える親が多いということでしょうか。
 
男の子がいる家庭については、以下のとおり。

【端午の節句をどのようにお祝いします(しました)か(複数回答)TOP3】

<平成親>
1位:兜飾り等の内飾り・外飾りを飾る 70.6%
2位:自宅でごちそうを食べる 66.7%
3位:記念写真を撮る 43.1%
 
<令和親>
1位:自宅でごちそうを食べる 71.3%
2位:兜飾り等の内飾り・外飾りを飾る 70.5%
3位:記念写真を撮る 41.0%

こちらは平成と令和でランキングに少し違いが出ました。
 
平成親では「兜飾り等の内飾り・外飾りを飾る」が1位、令和親では「自宅でごちそうを食べる」が1位という結果に。
 
平成親・令和親ともに、「外食でごちそうを食べる」はTOP3に入ってきませんでした。桃の節句も端午の節句も、お飾りが目に入る自宅で食べるという人が多いのかもしれません。
 

節句のお飾り、購入価格はいくらかけている?

子どもの成長はうれしいものの、節句のお飾りの購入金額については親として悩ましいところ。
 
リーズナブルなものから高価なものまで、選択肢の幅が広すぎるという現状もあります。みなさんは、お飾りをどのように準備したのでしょうか。

【節句のお飾りはどのようにして準備しましたか(または準備する予定ですか)TOP3】

<平成親>
1位:母方の親が購入 30.5%
2位:自身で購入 20.0%
3位:父方の親が購入 14.0%
 
<令和親>
1位:母方の親が購入 34.3%
2位:自身で購入 16.7%
3位:父方の親が購入 11.7%

平成・令和ともに、母方の親がお飾りを購入するケースが多いようです。
 
では、その気になる予算は……?

【購入または譲り受けた節句のお飾りの価格はいくらぐらいですか】

<平成親>
1位:100,000円~150,000円未満 17.7%
2位:30,000円~50,000円未満 15.3%
3位:150,000円~300,000円未満 14.1%
4位:70,000円~100,000円未満 12.9%
5位:10,000円~30,000円未満 11.8%
6位:50,000円~70,000円未満 9.4%
6位:10,000円未満 9.4%
8位:300,000円~500,000円未満 8.2%
9位:500,000円以上 1.2%
 
<令和親>
1位:100,000円~150,000円未満 19.4%
2位:30,000円~50,000円未満 16.7%
3位:70,000円~100,000円未満 15.3%
3位:10,000円~30,000円未満 15.3%
5位:50,000円~70,000円未満 10.4%
6位:10,000円未満 9.7%
7位:150,000円~300,000円未満 7.6%
8位:300,000円~500,000円未満 5.6%
9位:500,000円以上 0.0%

平成・令和ともにもっとも多かったのは「100,000円~150,000円未満」で、ともに2割近くの回答でした。
 
平成親の4割以上、令和親の3割以上がお飾りに10万円以上かけているという結果に。なかには1万円未満に抑えるという家庭もありますが、多くの人がそこそこのお金をかけているということがわかりますね。
 
子どものためと思うと、お金をかけたくなってしまうもの。しかし、高価なものを用意しなくても、工夫次第で子どもの心に残る節句のお祝いができるはずです。節約できるところは節約し、毎年の節句を笑顔でお祝いできるようにしたいものですね。
 
出典
※株式会社スタジオアリス「令和版“節句祝い”を大調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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