更新日: 2022.03.24 その他暮らし
1世帯あたりの平均口座数は? メガバンクよりネット銀行の利用が増えているって本当?
そこで気になるのが、1世帯あたりの平均口座数でしょう。今回は、1世帯あたりの平均口座数と、その使い分け方について紹介していきます。また、メガバンクよりもネット銀行の利用の方が多いのかについても解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
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1世帯あたりの平均口座数はどのくらい?
まずは、1世帯あたりの平均口座数を、家族構成や年代別に確認していきましょう。
・独身の場合
独身社会人の方は、銀行口座を3つ持っている人が最も多いです。ただし、社会人になったばかりの20代の方は、口座を2つ持っている人が最も多くなっています。
また、30代以降の独身社会人と比べて、持っている口座は1つだけという人も多いのも、20代の特徴です。
・夫婦の場合
夫婦の場合も、口座を3つ持っている家庭が最も多くなっています。
・家族暮らしの場合
子どもがいる家庭の平均口座数は3つです。ただし、口座を4つ開設している家庭も多くなっています。家族構成や年代などを考慮せず全世帯でみてみると、1世帯あたりの平均口座数は3つといえます。
複数口座の使い分け方をチェック!
では、複数口座を所有している方は、どのような使い分け方をしているのでしょうか。
・2口座の場合
口座を2つ持っている場合、家計用とプライベート用で使い分けているという人が多くいます。支払い用と貯蓄用という使い分けもみられます。
・3口座の場合
独身の方が3つの口座を所有している場合、生活費用と貯蓄用、そして投資用という使い分けをしている人が多くいます。
給料受け取り用とクレジットカードの支払い用、投資用といった使い分けをしている人も多いです。中には貯蓄用と支払い用、副業用という使い分けをしている人も。
夫婦で3つの口座を所有している場合、家庭用と、それぞれの個人用という使い分けをしているパターンが多いです。家族で3つの口座を所有している場合、生活費用と子どもの教育費用、住宅ローン用といった使い分けもみられます。
・4口座の場合
夫婦で4つの口座を所有している場合、生活費用と貯蓄用、そしてそれぞれの個人用という使い分けをしているパターンが多いです。
家族暮らしの場合は、家庭用と子どもの教育費用、夫婦それぞれの個人用といった使い分けをしていることもあります。独身で4つの口座を所有している場合、給料受け取り用と貯金用、保険用、そして税金用という使い分けをしている人もいます。
・5口座以上の場合
所有しているのが5口座以上になると、それぞれの銀行の特徴で使い分けているパターンが多くみられるようになります。
例えば、金利や振込手数料が無料になる条件などを考慮し、うまく使い分けているのです。また、ペイオフで保証される金額が1000万円までなので、資産を分散させるために複数の口座を所有しているというパターンもあります。
メガバンクよりもネット銀行の利用が増えているの?
全国に支店があるメガバンクに対して、実店舗を持たずにインターネット上のみでサービスを行っているのが、ネット銀行です。
ネット銀行は金利が比較的高く設定されており、振込手数料などが条件次第で無料になる場合も多くあります。スマートフォンやパソコンを使い、入金や送金、残高確認などのあらゆる手続きが簡単にできるのも魅力です。
このようにネット銀行にはメリットが多いため、メガバンクよりもネット銀行を選ぶ方は増えています。特に5口座以上所有している方は、金利や振込手数料無料といったメリットを重要視して、ネット銀行を選ぶ場合が多いです。
しかし、ネット銀行にはパスワードの流出など、セキュリティー面での不安が大きいというデメリットがあります。インターネットの接続トラブルやメンテナンスなどで、サービスが利用できないときもあるでしょう。
そのため、メガバンクをメイン口座として使い、サブ口座としてネット銀行を使うというパターンもあります。また、住宅ローンのために銀行を利用する家族暮らしの方の場合は、相談や情報収集などがしやすいメガバンクを選ぶ人が大勢います。
1世帯あたりの平均口座数を把握してうまく使い分けよう
1世帯あたりの平均口座数は3つですが、家族構成や年代などによって差があります。使い分け方もさまざまなので、これから口座を開設しようとしている方はこの記事を参考に、自分に合った口座数を決めてください。
また、メガバンクだけでなくネット銀行を利用している方も増えています。ネット銀行は金利や手数料でのメリットが大きいため、口座を選ぶ際の選択肢に入れるのもおすすめです。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員