更新日: 2022.03.25 その他暮らし

「頑張ったご褒美は海外旅行」だった人たちは、コロナ禍の今どんなことにお金を使うの?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部 / 監修 : 新井智美

「頑張ったご褒美は海外旅行」だった人たちは、コロナ禍の今どんなことにお金を使うの?
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、私たちの生活は大きく変わりました。これまで、海外旅行が趣味だった人たちは、コロナ禍でお金の使い方が、どのように変わったのでしょうか。
 
本記事では、コロナ禍で変わったお金の使い方や、新型コロナウイルスが収束したら、私たちの生活はどのように変わるのか、生活変化に対する意識などを詳しく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

新井智美

監修:新井智美(あらい ともみ)

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

聞くのは耳ではなく心です。
あなたの潜在意識を読み取り、問題解決へと導きます。
https://marron-financial.com

コロナ禍でお金の使い方はどのように変わった?

 

新型コロナウイルスの感染拡大の影響による、旅行や外食などの自粛で、お金の使い方が変わった人が多くいます。コロナ禍でも収入が増えた人やコロナ前と変わりがない人、また収入が減った人では、お金の使い方にどのような変化があったのでしょうか。
 
1~3位までのランキング形式で紹介しますので、それぞれのお金の使い方の変化を見ていきましょう。
 

お金の使い道で増えたもの

株式会社Fanが独自に行った「コロナ禍で変わったお金と時間の使い方に関する調査」によると、コロナ禍でお金が増えた人とお金が減った人では、お金の使い方に変化が見られました。
 
(表1)

お金が増えた人 変わりない人 お金が減った人
1位 金融投資・保険 食生活 食生活
2位 貯蓄 趣味 住環境
3位 自己投資 貯蓄 趣味(インドア)

コロナ禍でお金が増えた人は、投資や保険など、将来のためにお金を増やすことに使っています。反対に、コロナ禍でお金が減った人は、食生活や住環境のためにお金を使い、そのあとに趣味などに充てていることがわかりました。
 
やはり、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、お金が増えた人も減った人も、第一に海外旅行などの趣味にお金を使う人はいないようです。
 

コロナ禍が収束したらまた海外旅行に行く?

 

コロナ禍が収束したら、海外旅行にお金を使いたいと考えている人は、どれくらいいるのでしょうか。野村総合研究所「日常生活に関する調査」によると、以下のようになっています。
 
(表2)

コロナ禍のときよりも多くする 8%
コロナ禍以前の水準に戻す 32%
コロナ禍のときよりも少なくする 17%
今と変わらないままにする 43%

 
コロナ禍以前に、海外旅行にお金を使っていた人のなかで、コロナ禍以前の水準に戻す、また、そのときよりも多くお金を使いたいと回答した人は合計で40%です。
 
海外旅行に行ったとしても、コロナ禍のときよりもお金を使わないと回答した人が17%いることがわかりました。また、全体の43%が、コロナ禍のときと変わらないままにすると回答しています。
 
ただし、ワクチンの接種状況により、支出意向に違いが見られることもわかりました。ワクチン接種が進んでいる人ほど、国内旅行の支出をコロナ禍以前の水準に戻したいと考えている人が多い傾向にあります。
 
あくまでも予想ではありますが、海外旅行についての支出意向も、ワクチン接種が進んでいる人と進んでいない人では考え方が異なると考えられます。
 

新型コロナウイルスの感染拡大の影響による生活変化の意識

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、コロナ禍が収束しても、同じ生活を送るか、完全にはもとに戻らないと考える人が全体の75%います。コロナ禍以前の生活に戻ると回答している人は、4分の1の25%です。
 
元に戻らないと考える理由には、下記で挙げるものがあります。

●完全に収束するとは思えない
●今の生活様式に慣れてしまった
●コロナ禍で周囲が変わってしまった
●収束してもマスクなどの感染予防は欠かせないから
●なんとなく不安は残るから

コロナ禍によるリモートワークにより、生活様式は大きく変わりました。また、現在マスクや除菌スプレーなど、感染対策も徹底していることから、コロナが収束しても完全に元には戻らないと考える人が多いようです。
 

コロナ禍でお金が増えた人は投資、お金が減った人は食生活にお金を使うようになった

 

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、お金が増えた人は投資、お金が減った人は食生活にお金を使うようになりました。これまで海外旅行が趣味だった人も、第一に海外旅行にお金を使う人は少ないと考えられます。
 
コロナは私たちの生活に大きな変化を与えました。完全に収束したとしても、前の生活に戻すことは難しいと言えるでしょう。
 
出典
野村総合研究所 日常生活に関する調査
PR TIMES 株式会社FAN 第1回緊急事態宣言発令から1年「コロナ禍で変わったお金と時間の使い方」に関する調査結果!この1年で「お金が減った人/増えた人」のお金の使い道ランキング
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

ライターさん募集