更新日: 2022.03.26 子育て
18歳で成人したら親の同意なくクレジットカードが作れる? 18歳成人の親が注意すべきこと
本記事では、クレジットカードの申込年齢について、親が気を付けることなどを解説します。将来、自分の子どもがクレジットカードを持つときのために、正しい知識を知っておきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
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目次
クレジットカードは18歳から作れる
一部のステータスカード以外のクレジットカードは、多くの場合「高校生を除く18歳以上」から申し込みができます。ただし、18歳以上20歳未満の人が申し込みをするときは、親の同意が必要です。
したがって、「親に内緒でクレジットカードを作る」ことはできないため、安心してください。
また、クレジットカードを作るには、年齢以外にも、安定した収入があるかどうかなどが審査で問われます。就業形態は必ずしも「正社員」である必要はなく、また学生であれば、審査内容も変わる可能性がありますが、年齢だけでは審査に通らないことを押さえておきましょう。
子どものクレジットカードで親が気を付けること
18歳以上20歳未満の人がクレジットカードを作るには、親の同意が必要ですが、2022年4月1日から成年年齢が引き下げられます。それにより、今後親はどのような点に気を付ける必要が出てくるのでしょうか。
民法が改正されたあとで、知らなかったとならないためにも、クレジットカードに関する注意点を知っておきましょう。
2022年4月1日以降は親の同意なしでクレジットカードが作れる
日本の成年年齢は、明治時代から約140年間、民法により20歳と定められています。しかし、2022年4月1日から、成年年齢が18歳に変わることが決まりました。
民法改正により、2022年4月1日から18歳・19歳の人は新成人となります。
成年になると、これまで親の同意が必要だったクレジットカードや携帯電話の契約、家賃の契約などが1人で行えるようになります。
これまでは、18歳以上20歳未満の人がクレジットカードを作るには、親の同意が必要でしたが、2022年4月1日以降は、自分の意思で作れることになります。
身に覚えのない請求書が自宅に届いて、初めて子どもがクレジットカードを作っていたことが発覚するようなことも、起こるかもしれません。
クレジットカードは「学生専用」のものがある
クレジットカードは、ゴールドカードやプラチナカードなどの、ステータスカードや学生専用のカードなど多くの種類があります。もし、18歳の子どもが学生であれば、学生専用のカードがおすすめです。
この見出しでは、一般的なクレジットカードと、学生カードの違いについて解説します。家族カードについても紹介していますので、それぞれのカードの特徴や違いを知っておきましょう。
学生専用カードの特徴
学生専用カードの申込資格は、高校生を除く18歳以上25歳以下の、大学・大学院・短大・専門学校に通っている人です。2022年4月までの申し込みの場合は、未成年者は親の同意が必要です。
一般的なクレジットカードよりも、学生専用カードのほうが還元率が高いものや、年会費が在学中に限り無料、もしくは永年無料のものなどがあります。また、国内・海外旅行損害保険やショッピング保険なども付帯しているものもあるため、安心して使えるでしょう。
家族カードとの違い
クレジットカードには、親と同様の付帯サービスが受けられる「家族カード」もあります。親と生計を一にする配偶者や18歳以上の高校生を除く子ども、親などが対象であるため、学生専用カードと比べる人も多いのではないでしょうか。
家族カードにすると、利用明細はまとめて親に送られるため、内容をチェックしておきたい人は、家族カードがよいでしょう。
成年年齢が引き下げられる2022年4月以降は、親の同意なくクレジットカードが作れる
現行では、18歳以上20歳未満の人がクレジットカードを作る場合、親の同意が必要です。しかし、成年年齢が引き下げられる2022年4月1日以降は、親の同意が必要なく、18歳以上の人はクレジットカードが作れるようになります。
クレジットカードがあれば、とても便利な半面、不正利用などのリスクも伴うため、親は今以上に注意が必要になるでしょう。
出典
学生専用ライフカード
三井住友カード 学生専用クレジットカードの作り方とそのメリットとは?
政府広報オンライン 18歳から“大人”に!成年年齢引下げで変わること、変わらないこと。
三菱UFJニコス 家族カードのメリットとは?申込方法やおすすめの使い方
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員