更新日: 2022.03.29 その他暮らし
大学進学時のお祝い金とお返しの相場はどのくらい? 高校入学時よりも多く包んだ方がいい?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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大学進学時のお祝い金とお返しの相場はいくら?
子どもが大学へ入学すると、身内や親しい人から入学祝いをもらうことがあります。入学祝いには品物を送ることが多いですが、何かと物入りになる大学進学時には現金を選ぶ人も少なくありません。では、大学入学時のお祝い金とお返しの相場はいくらくらいなのでしょうか。
・大学進学のお祝い金について
入学祝いは身内や親しい人との間でのお祝いなので、孫やおい・めいあたりまでに贈るのが一般的です。職場の同僚や友人の子どもが入学したからといって、入学祝いを贈る必要はありません。しかし普段から交流が多く自分が贈りたいと思うなら、入学祝いを贈っても問題ないでしょう。
入学祝いは入学式の約1週間前までに渡すのが目安です。入学準備のために使われることが多いため、なるべく早めに渡すのが良いでしょう。現金を贈る場合は、のし袋に入れて渡してください。入学祝いには「何度あっても良い」という意味のちょう結びの水引を選びます。
ある出版社のWebサイトで実施されたアンケートによると、祖父母からの入学祝いは「10万円以上」が24.1%、「1〜2万円未満」「5〜6万円位未満」がそれぞれ13.8%という結果でした。また祖父母以外の親戚からもらったお祝い金については、「5千円〜1万円未満」が40.9%、「1〜2万円未満」が36.4%となっています。
一方、高校入学の場合、祖父母からのお祝い金は「1〜2万円未満」が22.8%、祖父母以外の親戚からもらった金額は「5千円〜1万円未満」が38.5%という結果でした。大学生は一人暮らしを始める人が多いこともあり、他の年代に比べて祖父母からのお祝い金の額が大きくなります。一人暮らし用の家具や家電、大学で使うパソコンを買う費用にするために、現金を渡すケースが多いのです。
・入学祝いのお返しについて
子どもは収入がなく自分でお返しができないため、基本的にはお返しは必要ないと言われています。祖父母へのお返しは、入学式の写真や感謝の手紙の方が喜ばれるかもしれません。
しかし地域によってはお返しが必要なところもあるので、お住まいの地域の慣習を事前に確認しておきましょう。入学祝いのお返しをする際は、入学式が終わってから1ヶ月程度までに用意してください。入学祝いのお返しを贈る際は、もらったお祝い金の2分の1から3分の1相当が目安だと言われています。例えば、お祝い金を1万円もらった場合、3000〜5000円程度の品物を送ります。
お金ではなく品物をもらった場合は、大体の予想金額分で問題ありません。10万円など高額のお祝い金をもらったときは、3分の1程度のお返しで大丈夫です。お返しの金額があまりに高すぎると、相手に気を使わせてしまうので注意してください。
また普段交流がない人にお返しする場合は、トラブルを避けるためにも相場通りのお返しを用意した方が無難です。なお、入学祝いのお返しとしてよく選ばれるのは、お菓子や金券、カタログギフトなどです。何を贈ったら良いか迷うなら、もらった側がある程度使い方を選べる金券やカタログギフトがおすすめです。
大学進学に合わせて、お祝い金やお返しの準備をしておきましょう
入学シーズンになると、入学のお祝い金やそのお返しの準備に戸惑う人が多いのではないでしょうか。金額に関する明確な基準はないので、相場を目安にお祝い金やお返しの金額を決めてください。あまりに遅い時期に贈ると、相手に失礼となりますのでスムーズに渡せるように事前準備をしておくことが大切です。まずは相場金額を参考にして、お祝い金やお返しに使う予算を決めてみてください。
出典
株式会社小学館「kufura」年代別入園・入学祝いの実態アンケート
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部