更新日: 2022.03.31 その他暮らし

コンタクト・眼鏡・ICL…コストを抑えて視力を上げたいならどれを選ぶべき?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

コンタクト・眼鏡・ICL…コストを抑えて視力を上げたいならどれを選ぶべき?
視力を上げるための方法では、コンタクトレンズ、眼鏡、ICL(眼内コンタクトレンズ)が知られています。多くの人が使いやすさや見た目などの基準で、いずれかを選んでいます。そのなかでも、「コスト」は非常に重要な基準だといえるでしょう。視力矯正は一生続くことなので、できるだけ低コストに抑えたいところです。
 
この記事では、コストを抑えて視力を上げるなら、どれを選ぶべきか解説していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

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コンタクト・眼鏡・ICLのコストを比較。もっと安いのはどれ?

まずは、コンタクト・眼鏡・ICLの基本的なコストを紹介していきます。
 

・コンタクトのコスト

「1日用」「2週間用」「1ヶ月用」で、コンタクトの費用はかかります。このなかで、もっとも高価なのは1日用のコンタクトです。メーカーにもよるものの、コストの相場は1ヶ月分で4000~5000円ほどになりますが、多くのユーザーは3ヶ月分をまとめて1万2000~1万5000円ほどで購入しています。また、2週間用のコストは3ヶ月分で4000~6000円ほど、1ヶ月用は3ヶ月で6000円前後となります。
 

・眼鏡のコスト

単焦点の眼鏡を作るなら、レンズとフレーム合わせて2万円台が相場です。累進単焦点の眼鏡はコストが3万円台になることも少なくありません。なお、廉価版の眼鏡なら1万円台でも作れます。ただし、廉価版だとレンズの質も落ちてしまいます。近視や遠視がひどい人や、乱視が入っている人には対応できないので、無理をして廉価版の眼鏡にするのは得策といえないでしょう。
 

・ICLのコスト

角膜を削らないで行う視力矯正手術がICLです。レーシックとは違い、角膜が薄い人にも行えるのが大きなメリットです。ICLの手術費は片側で35万円ほどになります。乱視が入っている場合、コストはさらに高くなる傾向が顕著です。
 

コンタクト・眼鏡・ICLで発生する可能性があるコストとは?

上記をみれば、コンタクトがもっともコストの安い方法と分かります。しかし、視力を上げる場合はさまざまな可能性を検討し、将来的なコストも予測しておきましょう。以下では、長期的に発生することもあるコストを解説していきます。
 

・コンタクトは長期的に安い方法か?

確かに、商品としてならコンタクトは眼鏡よりも安い方法です。そのかわり、コンタクトは衛生上の理由から長期的に使い続けることができません。一般的なコンタクトであれば、1ヶ月が限界でしょう。
 
それに比べて、眼鏡はレンズが傷んだり、視力が極端に落ちたりするまでは使い続けられます。もしも3ヶ月6000円のコンタクトと、3万5000円の眼鏡があるとすれば、1年半ほど眼鏡を使うことでコンタクトよりも割安になります。
 

・安全性や見え方も考慮する

もちろん、安全性や見え方を比べたとき、眼鏡では不安な人も多いでしょう。眼鏡は運動中に割れるリスクがあるうえに、フレームが常に視界へと入ってしまいます。それならば、高いコストをかけて、コンタクトを買い続けるのも「割安」と捉える人はいるでしょう。
 
さらに、ICLなら手入れの必要がありません。一度手術が終われば、長期にわたって視力が向上し続けますし、コンタクトのような異物感も残りません。ICLは単純なコストはもっとも高い方法ではあるものの、その質と持続性はもっとも優れていると思われます。
 

・コンタクトにはケア用品も必要

忘れてはならないのが、コンタクトのケア用品です。安全にコンタクトを使い続けるには、日々の手入れが必須です。そのケア用品は3ヶ月で3000円ほど、高いものになれば1万円以上かかってきます。コンタクト自体は安くても、ケア用品が加わることで出費は増えていきます。それなら、眼鏡やICLのほうが長期的にみると割安になるケースもあるでしょう。
 

コストは長期的に考える

単純な値段だけなら、コンタクトは非常に割安で視力を上げられる方法です。そのかわり、コンタクトは長期的に買い替え続けなくてはなりません。ケア用品にかかるコストも無視はできないでしょう。
 
一方、眼鏡やICLは割高に感じられたとしても、長期的にみれば手入れのコストがかからない方法です。見え方の質も含め、どの方法で視力を上げるかは長期的なビジョンで検討しましょう。
 
出典
アットコンタクト コンタクトレンズのはじめ方。購入の流れや疑問を徹底解説
眼鏡市場 眼鏡の相場は? お得に眼鏡を作るための予算感を解説
医療法人社団 お茶の水井上眼科クリニック ICL(アイシーエル)
新宿近視クリニック ICL(眼内コンタクトレンズ)のメリット・デメリット
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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