冷凍食品の利用の増加で冷凍庫がパンパンに。セカンド冷凍庫は欲しい?
配信日: 2022.04.08
コロナ前の2019年では7817円であったのが(※2)、2020年では8787円と大きく伸び(※3)、2021年はさらに伸びています。
感染予防で買い物の回数を減らすために冷凍食品を利用するということもありますが、冷凍食品のレベルが高くなったのも理由の一つではないでしょうか。
株式会社ONE COMPATH(本社:東京都港区)は、同社が運営する電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」を利用する全国の男女8242名を対象に、「冷凍食品」に関する意識調査を実施しました(※4)。それでは結果をみていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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冷凍食品は夕飯に利用するのが最も多い
冷凍食品を食べる頻度を聞いたところ、「週1回くらい」(21.8%)、「週2~3回くらい」(21.6%)という人が多く、週1回以上利用している人は55.0%と、半数以上となりました。
次に冷凍食品を食べるシーンを聞いたところ、「夕食(自宅)」(59.5%)が最も多いことが分かりました。次いで「昼食(自宅)」(41.6%)、「お弁当」(27.5%)のほか、「おやつ・間食(自宅)」(20.3%)で食べている人もいることが分かりました。
冷凍食品はお弁当のおかずに利用している人が多いイメージでしたが、夕食に利用する人が多いようです。
冷凍食品を主に購入する場所を聞いたところ、「食品スーパーマーケット」が83.3%とダントツでした。次いで、食料品のほか日用品や衣料なども扱う「総合スーパーマーケット」(26.5%)、「ドラッグストア」(22.7%)が続きます。
冷凍食品を利用する理由は時短が一番
冷凍食品を利用する理由を聞いたところ、「調理時間短縮のため」(61.9%)、「長持ちする・保存がきくため」(51.4%)、「買いだめができるため」(42.0%)という回答が上位を占めました。
冷凍餃子や揚げるだけのフライなどは、忙しい時に短時間で調理できるので便利ですよね。また、保存がきくので、買い物の機会を減らすことができるのもうれしいポイントです。
冷凍食品を利用するときの気持ちを聞いたところ、「時間が節約になる」(69.6%)が最も多い結果に。次いで、「おいしい」(42.1%)、「1品足りない時に使いたい」(36.6%)という意見が並びました。
最近ではお店の味を再現したり、海外の高級冷凍食品など、レベルの高いものも多いです。自分で作るより安くておいしいということもあるのではないでしょうか。
「手抜きをした罪悪感がある」(8.2%)はわずかで、冷凍食品を使うことが手抜きであるという意識は低いようです。
冷凍庫パンパン問題。セカンド冷凍庫は欲しい?
冷凍食品に関する困りごととして、冷凍庫内が冷凍食品や作りおきでいっぱいになってしまうことがありませんか?
そこで、冷凍庫に占める冷凍食品の割合を聞いたところ、「4割未満」と答えた人が45.9%となり、意外と少ないことが分かりました。しかし、「5割以上」は37.8%で、「9割以上」という人も4.4%いました。
そのため、「セカンド冷凍庫」が注目を浴びています。セカンド冷凍庫を持っている人は13.5%にとどまりましたが、欲しいと思う人は34.4%と、3割以上となりました。
では、みんなはどのような冷凍食品を購入しているのでしょうか。
一番人気は「餃子」(53.9%)でした。餃子は野菜を刻むなど作る手間が意外とかかるので、焼くだけの冷凍餃子があると助かりますよね。次いで「鶏の唐揚げ、竜田揚げ」(42.8%)でした。
こちらも油で揚げると油の処理が面倒なので、電子レンジでチンするだけでいいのはうれしいですよね。特にお弁当に大活躍です。3位は「チャーハン」(42.3%)でした。自分で作るよりパラパラな本格的なチャーハンができます。
冷凍食品は忙しい主婦の味方です。どんどん利用したいですね。ただし、冷凍庫パンパン問題がありますので、買い過ぎに注意し、古いものは定期的に処分しましょう。
出典
※1 総務省統計局 家計調査 2021年<品目分類>1世帯当たり年間の支出金額,購入数量及び平均価格(表番号4-1)
※2 総務省統計局 家計調査 2019年<品目分類>1世帯当たり年間の支出金額,購入数量及び平均価格(表番号4-1)
※3 総務省統計局 家計調査 2020年<品目分類>1世帯当たり年間の支出金額,購入数量及び平均価格(表番号4-1)
※4 株式会社ONE COMPATH 電子チラシサービス「Shufoo!」、冷凍食品に関する意識調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部