更新日: 2022.04.20 暮らし

大学進学に奨学金を利用したい場合、申請はいつごろするの?

執筆者 : 杉浦詔子

大学進学に奨学金を利用したい場合、申請はいつごろするの?
高校卒業後に大学や専門学校などへの進学を希望し、進学にあたって奨学金の利用を検討する場合、高校3年生のいつごろに申請すればいいのでしょうか。今回は、日本学生支援機構の奨学金の先行採用について解説します。
 
杉浦詔子

執筆者:杉浦詔子(すぎうらのりこ)

ファイナンシャルプランナー/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント

「働く人たちを応援するファイナンシャルプランナー/カウンセラー」として、働くことを考えている方からリタイアされた方を含めた働く人たちとその家族のためのファイナンシャルプランニングやカウンセリングを行っております。
 
2005年にCFP(R)資格を取得し、家計相談やセミナーなどのFP活動を開始しました。2012年に「みはまライフプランニング」を設立、2013年よりファイナンシャルカウンセラーとして活動しています。
 

奨学金の利用者

高校3年生になると、卒業後の進路をどうするか担任の先生や進路指導の先生から聞かれます。
 
文部科学省によると、令和3年3月の高等学校卒業者の57.4%が大学など、22.1%が専修学校・公共職業能力開発施設などに進学しており、合わせて約8割の高校生が進学をする時代になりました。
 
大学や専門学校などの学費は高等学校までと比較して高額になることが多く、日本学生支援機構の奨学金など何らかの奨学金を受けて進学している学生は、大学では49.6%、短期大学では56.9%となり、進学するために奨学金を借りることは選択肢の1つとなっています。
 

奨学金の予約採用

奨学金制度を用意している自治体や大学、企業などもありますが、ここでは日本学生支援機構の奨学金について解説します。
 
日本学生支援機構の奨学金を利用するには、予約採用、在学採用、緊急採用の3つの採用があります。この3つのうち、進学前の高校3年生の春から夏にかけて申し込むものを予約採用といいます。
 
予約採用は、大学や専門学校へ進学する前に奨学金の利用を予約しておき、進学後に速やかに奨学金の利用の開始ができます。
 
予約採用を申し込むには、まずは奨学金の申込関連書類を高等学校などから受け取ります。受け取った書類の内容に従い、パソコンやスマホからスカラネットにアクセスして申込情報を入力し、日本学生支援機構にマイナンバーを提出後、高等学校などに申込書類を提出します。
 
申し込みの期限は学校ごとに異なりますが、高校3年生に進級してすぐの4月ごろに奨学金についての説明会が実施され、5月ごろが申し込み期となっている高等学校が多くなっていますので、必ず通学先の学校に確認しましょう。
 
予約採用の申込後、採用候補者になると申し込みをした高等学校などを通じて「採用候補者決定通知」が交付されます。実際に奨学金を受け取るには、大学などに進学した際に採用候補者決定通知を進学先の学校に提出し、スカラネットから日本学生支援機構に進学届を提出します。
 
なお、奨学金が学生の口座に振り込まれるのは進学してからとなりますので、大学や専門学校などの入学前に奨学金を受け取ることはできません。
 

奨学金の申し込みに関する説明を聞いておこう

奨学金の種類や奨学金を利用できる進学先については、高等学校などから受け取る申込関連書類や日本学生支援機構のホームページなどで事前に確認をしておきましょう。
 
また、スカラシップアドバイザーによる説明会など、奨学金について進学を希望する本人や保護者の方が説明を聞く機会がある場合には、積極的に参加して奨学金への理解を深めておくことも大切です。
 

出典

文部科学省 高等学校卒業者の学科別進路状況
独立行政法人 日本学生支援機構 奨学金制度早わかりガイド
独立行政法人日本学生支援機構 令和2年度 学生生活調査結果
 
執筆者:杉浦詔子
ファイナンシャルプランナー/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント

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