更新日: 2022.04.21 その他暮らし

子どもが漫画家を目指しています。親としてどう応援すべきでしょうか?

子どもが漫画家を目指しています。親としてどう応援すべきでしょうか?
近年では、大学や専門学校で漫画やイラストレーションを学ぶ方や、SNSなどでイラストを披露する方も増えてきました。しかし、子どもが漫画家を本気で目指そうとしているとき、生活をしていけるのか親としては不安になるところです。
 
この記事では、子どもが漫画家を目指している親御さん向けに、平均年収や生活できるのかなどを解説していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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漫画家の年収は?

漫画家の平均年収は、人によって大きく異なります。
 
有名作品の漫画家になると年収数億円という方もいますが、出版社と契約する前の下積みの状態だと、年収は0円です。一般的には、デビューが決まった方で年収200万~300万円前後、単行本を出版した方で600万~700万円前後と言われています。
 
漫画家の収入は、主に原稿料と印税、メディアミックス料やグッズ料に分けられます。
 
原稿料は、原稿1ページあたりに対して出版社が払うもので、デビューしたばかりの作家で1ページ3000円ほどです。経験や人気度によって原稿料は上がり、超売れっ子ともなると1ページあたり5万円ほどになると言われています。印税は、単行本を印刷するごとにもらえるお金で、本体価格の5~15%ほどを受け取れます。メディアミックス料やグッズ料は、アニメ化やドラマ化された際に原作者が受け取れるお金です。
 
デビューが決まるまでは、他の仕事をしたりほかの漫画家のアシスタントをしたりしながら、お金を稼ぐ方がほとんどです。アシスタントの日給は1日あたり8000~1万円前後で、年収は200万~300万円前後と言われています。アシスタントだけを専門に行うベテランの方もいますが、下積み中の方の場合、アシスタント業と並行して自分の作品作りをしなければならないため、年収がそれほど上がりません。
 
漫画家の年収で注意したいのは、材料費や在宅での光熱費が年収に含まれているという点です。近年ではペンタブレットやパソコン端末を使って作画できるようになりましたが、そのような費用が年収から差し引かれます。
 

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漫画家になれる確率は?

近年では漫画雑誌に投稿してデビューするほか、TwitterやInstagramといったSNSで話題となった漫画が書籍化されるケースが増えていますが、それでも漫画家としてデビューできる方は非常に少ないです。
 
大学や専門学校などで漫画やイラストの描き方を学ぶ方もいますが、イラストレーターやWebデザイナーなど、別のデザイン関係の仕事を選ぶ方もいますし、イラストと関係のない仕事に就く方のほうが圧倒的に多いです。
 
漫画家の場合、たとえデビューしたとしても、連載を抱え続けられるわけではありません。デビューして漫画を描き続けられるのは、一部の方だけです。
 

子どもが漫画家になりたいと言ったら?

子どもが漫画家を目指したいと言った場合、親御さんが気になるのは金銭的な問題です。
 
漫画家になるのは非常に狭き門で、どんなにイラストが得意でも、確実に漫画家になれるとは限りません。どうしても親からの支援を受けたいと子どもが言ってきた場合は、あらかじめ支援する期間や金額を決めて、期限を過ぎたら金銭面での支援をしないと言っておくのも一つの方法です。
 

金銭的な支援は期限や金額を決めよう

漫画家を目指す方は増えていますが、漫画家として生活し続けられる方というのはほんの一握りです。年収から材料費などを捻出しなければならず、駆け出しのうちは生活が厳しくなる傾向にあります。
 
多くの方はアルバイトなどと掛け持ちをしながら漫画家を目指していますが、どうしても金銭的な支援が必要という場合には、期限や金額を決めるのがよいでかもしれません。
 

出典

NPO法人 NEWVER 漫画家白書調査報告
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部