無料のWi-Fiスポットを利用する手もありますが、通信速度が遅いうえ、安全性に問題があります。 ポケット型Wi-Fiなら専用の回線で、外出先でも安全にインターネットが利用できます。海外旅行の際、ポケット型Wi-Fiをレンタルしたことがある人もいるのではないでしょうか。
株式会社LANYは、光回線・モバイル回線の解説メディア「やさしくねっと」と合同で、20代～50代の男女112人を対象に、「ポケット型Wi-Fiの契約状況」に関する調査を実施しました（※）。どんなサービスを利用しているのでしょうか。いくら使っているのでしょうか。
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ）
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WiMAXを利用している人が半数
利用しているポケット型Wi-Fiを聞いたところ、最も多いのはUQが提供する「WiMAX（ワイマックス）」で、50.9%と半数を占めました。CMもよく流れているので知名度が高く、十分な通信速度と容量がある点、基本料金も安めであることなどが評価されているようです。一方で、「地下や奥まったところだと繫がらなくなる」といったコメントも寄せられました。
2位は「楽天モバイル」(12.5%)でした。現在モバイルWi-Fi実質0円キャンペーンが行われています。また、事務手数料無料で初期費用が不要、データ無制限で使い放題 、違約金無料でいつでも解約可能などのサービスを提供しています。値段に魅力を感じている人が多い一方で、回線が遅い、5G対応の端末がないといった意見もありました。
3位は「au」(8%)。auポケット型Wi-FiはWiMAXと同じ回線を使っているため、ポケット型Wi-Fiの中でも高速回線を利用できます。またギガ放題プランを選択すれば、月額のデータ通信容量が無制限に。利用者からは、回線の通信速度は安定していて非常に使いやすく、速度も速くストレスなくネット検索などを行えると評価されています。一方で、基本料金が高い、Wi-Fi本体の充電がすぐ無くなると言ったコメントも見られました。
割引やキャッシュバック目的でポケット型Wi-Fiを契約している人は意外と少ない
ポケット型Wi-Fiを契約した場所を尋ねると、「Web」が50.8%と最も多く、次いで「家電量販店」(19.7%)、「スマホ販売店」(17.2%)が続きました。スマホのデータ使用量の料金を抑えたいという理由からスマホと一緒に契約する人もいるようです。
現在の月額料金を聞いたところ、最大金額は9000円、最小金額は0円で、平均金額は4500円という結果になりました。「0円」と回答したのは、0円キャンペーンの楽天モバイルユーザーです。
ポケット型Wi-Fiを契約していて、何かしらの割引を受けているのは11.6%にとどまりました。なお、割引額の最大額は4000円、最小額は500円でした。また、ポケット型Wi-Fiを契約していて、キャッシュバックを「受け取っている」と回答したのは割引と同様に13.4%と少ないことがわかりました。キャッシュバックの最大額は2万5000円、最小額は5000円でした。
無制限プランを利用する人が多いが、データ利用量を見たら払いすぎかも？
ポケット型Wi-Fiを選ぶ際に一番重視したことは、「月額料金」「プラン内容」「通信速度・安定性」という順となりました。最も使用者数が多かったWiMAXはこれに加えて、対応エリアが全国、知名度も高いため、人気があるのもうなずけます。
ポケット型Wi-Fiの基本容量を聞いたところ、「無制限」が50%で最も多い結果となりました。無制限プランの料金が割安になってきたのも理由の一つと考えられます。次に多いのは「20GB以下」と少なめの容量が28.6%となりました。
月々のデータ利用量をみると、0～50GBという人が60％を超えるという結果になりました。ということは無制限を契約しているのに、そこまで使い切っていない人も少なくないことがうかがえます。実際の利用データ量を見て、適切なプランに見直すことも必要です。
最後に、ポケット型 Wi-Fiを契約した理由を聞いたところ、「工事不要でネット環境が欲しい」「新型コロナの影響で在宅勤務をするのに必要になった」「出張や外出先にいることも多く持ち運びのネット環境が必要になった」などの意見が多く見られました。
新型コロナの影響で、在宅勤務やカフェなどで仕事をすることが増えています。カフェのWi-Fiを利用している人も多いですが、高速で一定のセキュリティーが保証されるポケット型Wi-Fiを利用するのもアリでしょう。
出典
※株式会社LANY ポケット型Wi-FiはWiMAXが人気-ポケット型Wi-Fiの契約状況112人にアンケート調査
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
