年度初めに必要なのはランドセルや制服、教材費などですが、実際はそのほかにもさまざまな費用がかかり、公立高校に進学する際にかかる額と変わらないほどだとか。どのくらいの予算を考えておけばいいのかを把握し、早めに準備しておきましょう。
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高校進学にかかる費用は?
入学費用というと、入学金を思い浮かべますよね。こちらは、公立か私立かで大きな差があります。最新の文部科学省の調査結果によると、それぞれの違いは以下となっています。
公立高校の入学金 5641円
私立高校の入学金 16万3279円
(※平成29年度データ)
公立高校の入学金のみを見ると少額ですが、制服など諸々を準備すると最低でも10万円前後の費用がかかります。
卒園に関わる費用とは?
入学準備と書きましたが、まずかかってくる費用に、最終学年特有のものがあります。
保育園でも幼稚園でも、卒園に向けてアルバム代、謝恩会代、卒業記念品代などがかかってきます。
謝恩会、先生方へのプレゼント、園への記念品贈呈、卒業記念DVD、などで1万円
※筆者の経験より
小学校入学にかかる費用とは?
入学準備特集が雑誌で取り上げられるほど、小学校入学の物品の準備には出費が伴います。
公立の小学校では、入学前説明会で必要な物一式を知らされます。地域によっては上履き、体操着、水着などを推奨品として、ほぼ指定している場合もあります。
(1)筆記用具(かきかた鉛筆4B、2B、赤鉛筆、消しゴム、定規、色鉛筆)
(2)文房具(筆箱、はさみ、のり2種、セロハンテープ)
(3)指定のノート(連絡帳、国語、算数のノート)
(4)ランチョンマット&巾着
(5)図書バッグ、体操服入れ、上履き入れ
(6)体操服
(7)上履き
(8)水着、プールバッグ、ゴム付きバスタオル
※筆者の経験より
また、入学式には式にふさわしい格好をということで、洋服を購入される方も多いと思います。もちろん、譲り受けた場合や手持ちの洋服で済ませた場合は費用がかかりませんが、購入する場所によっても、レンタルで済ませるかによってもかかる費用は変わります。
ランドセル代はピンからキリまで。平均額は?
さて、小学校入学といえば、一番に思い浮かぶ出費はランドセル代ですよね。
ネットオークションやフリーマーケットアプリで探す方から、1年以上前に予約して高級品を買う方までさまざまいらっしゃるので、費用として計上するのが難しいわけですが、一番多いのは5万円台だそうです。
(9)ランドセル 5万円台(平均をとって5万5000円で計算)
また、付属品としてランドセルカバー、帽子、防犯ブザーも必要とされますが、自治体によって、入学時に贈呈されることも多いようです。
これらもご自身で購入するのであれば、以下が目安となるでしょう。
(10)防犯ブザー 1000円~2000円
まとめ
卒園、小学校入学を迎える春は、公立高校の入学と変わらないほどお金の準備が必要なこと、ご理解いただけましたでしょうか。まだまだ小さいこどもだし、と思わず、慌てないように、前もって準備しておきましょう。
出典
文部科学省 令和3年度私立高等学校等初年度授業料等の調査結果について
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部