更新日: 2022.05.31 その他暮らし

【節電対策】「夏の電気代アップ」に備えるために! 「今からすべきこと」をまとめて図解!

【節電対策】「夏の電気代アップ」に備えるために! 「今からすべきこと」をまとめて図解!
暑さの厳しい夏場は、どうしてもエアコンの利用が増えて電気代が高くなりがちですよね。
 
健康のためにはエアコンの活用が欠かせませんが、できれば電気代も節約したいところ。早いうちから節電対策に取り組み、万全の態勢で夏本番を迎えたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
 
今回は、夏が来る前から実践できる効果的な節電対策についてチェックしてみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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夏の電気使用量の大部分はエアコン!

経済産業省が公表している資料によると、夏の14時頃の在宅世帯で使用されている電気使用量のうち、58%を占めていたのがエアコンでした。次点の冷蔵庫が17%、テレビが5%であることからも、エアコンの電気使用量がいかに多いかがわかります。
 
ちなみに、総務省が行った2021年の家計調査によると、2人以上世帯における電気代の平均は8月で9774円、9月は1万393円、10月は9835円という結果でした。電気使用量が最も少ない時期である7月の電気代は、平均8091円です。
 
夏にエアコンの使用が増えると、電気代が安い時期と比べておよそ2000円前後電気代が上がることになります。あくまで全国の平均であり個別の家庭や地域によっても変わりますが、電気代を抑えるにはエアコンの節電対策が欠かせないといえるでしょう。
 

夏が来る前にできるエアコンの節電対策


 
エアコンの節電対策としては、設定温度を上げることやサーキュレーターを併用すること、自動運転でつけっぱなしにすることなどが有名です。これらは夏になってからでも取り組めるので、今回は夏になる前からできる節電対策をチェックしてみましょう。
 
最も手っ取り早いのは、エアコンを省エネタイプの新型機種に買い替えることです。エアコンは年々省エネ性能が進化しており、新型になるほど同じ使い方をしていても少ない電気使用量で済む傾向にあります。
 
環境省のサイトによれば、省エネタイプの新型機種は10年前の機種と比べて電気代が4%お得になります。古い機種で1万円の電気代がかかっていた場合、新型機種に買い替えると400円ほど安くなる計算です。わずかな効果に見えますが、これが数ヶ月・数年と続けば大きな節約になるでしょう。
 
また、エアコン内部の掃除も効果的です。フィルターやファンにホコリや汚れがたまっていると、空気を吸い込むのに余計な力がかかったり冷房効率が下がったりして余計な電力を消費し、電気代がかさむことがあります。これを防ぐために、エアコンを使う前にしっかり内部を掃除しておきましょう。
 
自分で掃除しても良いですが、徹底的にキレイにしたいならエアコンの清掃業者に依頼すると安心です。エアコンの買い替えも清掃業者への依頼も夏本番に入ると希望者が増えて混雑しやすいので、実践するなら夏が来る前に済ませましょう。
 
あまり費用をかけたくない場合は、室外機周辺のお手入れがおすすめです。室外機の周りに物が置いてあると空気がスムーズに出入りできず、電力が余計にかかることがあります。室外機の周りを片付けてスペースを作り、空気の循環を邪魔しないようにしましょう。
 
また、室外機に直射日光が当たって高熱になると熱い空気をうまく排出できなくなり、冷房の効きが悪くなります。カバーをかけたり日除けを設置したりして、室外機に直射日光が当たらないようにすることも重要です。
 

夏はエアコンの節電対策が必要不可欠!

夏は暑さ対策でエアコンの使用が欠かせず、その分電気代も高くなることが多いです。電気代を節約する方法はいくつもありますが、夏が来る前にも本体の買い替えや内部の清掃、室外機周辺の片付けなど節電の準備としてできることはあります。

電力自由化により電力会社も増えているので、ライフスタイルに合うお得な電力プランのある電力会社へ乗り換えるのも効果的でしょう。
 
夏になってからもさまざまな対策を組み合わせ、電気代の節約を実現しましょう。
 

出典

経済産業省 夏季の節電メニュー(ご家庭の皆様)
政府統計の総合窓口(e-Stat) 総務省家計調査
環境省 省エネ製品買換ナビゲーション
経済産業省 家庭の省エネ徹底ガイド春夏秋冬
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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