片づけの美学122 共働きでも片づいた家をキープできる? 6つのポイント

配信日: 2022.06.04

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片づけの美学122 共働きでも片づいた家をキープできる? 6つのポイント
「共働きの夫婦だけど、家はいつもスッキリきれい!」という方を見かけると、素晴らしいと思う反面、とてもまねできないと諦めた気持ちになることがありませんか? 
 
忙しい毎日を送っていると、日常の家事に取り組む時間や気持ちの余裕も奪われがちですよね。
 
共働きのご家庭が、家をキレイにキープするために試してほしい6つのポイントをお伝えします。
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

ポイント1:大事にしたいことを決める

忙しいご家庭の場合、完ぺきを目指すと、続けることが難しくなってしまいます。夫婦で、「手を抜くこと」と「丁寧にしたいこと」を話し合うことが第1ステップです。
 
例えば、

・掃除はロボット掃除機に任せるので、床にはモノを置かないことがタスク
・平日はできる分だけ、週末に家族でしっかり片づける
・夫は掃除担当、妻は料理担当、片づけは共同で

など
 
家族が気持ちよく過ごせる「ベースの考え方」を決めておくと、忙しいときも「これだけは」とがんばることができるのではないでしょうか。
 

ポイント2:モノを減らす

モノが多いと片づけが大変になります。スッキリした家をキープするために大切なことの1つは、少ないモノで暮らすことです。
 
モノが少ないと、たくさんのメリットがあります。

・片づけ時間が短くなる
・「選ぶ」行為が減る
・探し物が減る
・出費も減る

少ないモノで暮らすためには、いったん減らす必要があるかもしれません。無理はせず、まずはそれぞれが気持ちよく手放せる量を減らしてみましょう。
 

ポイント3:玄関に余分なモノを置かない

小さなスペースである玄関からスッキリさせる習慣をつけていきましょう。

・靴は玄関収納に入る分だけにする
・玄関になくてよいモノは移動させる
・時々しか使わないモノは収納に入れる

玄関がスッキリしていると、「室内もキレイな家」というイメージがわいて、家自体の印象がアップします。帰宅時の気持ちよさもアップするかもしれません!
 

ポイント4:お客さま目線で家を眺める

室内もお客さま目線で点検してみましょう。モノが積み重なっていたり、出したままになっていたりすると、ゴチャゴチャした印象が強くなります。
 
ゴチャゴチャをなくすためには、1つひとつを「必要か」「必要でないか」と分別する必要があります。とても時間がかかる作業です。「ゴチャゴチャしてきたな」と思う場所ができたら、早めに見直しをする習慣をつけたいですね。
 

ポイント5:床にモノは置かない

床にモノを置かないようにすると、空間がとてもスッキリします。そのためには、ほかにモノを置く場所が必要です。
 
リビングなどのモノがたまりやすい場所には、一時置きの場所を用意してみましょう。その際、スペースは小さめがおすすめ。大きいと、どんどんモノをためてしまいます。
 
買い物帰りなどで、一時的に床に置く場合は、できるだけ素早く片づけるようにしましょう。
 

ポイント6:毎日5分だけ片づける

毎日の完ぺきな片づけは難しくても、5分間だけ片づけの時間を作ってみましょう。寝る前やお風呂の前など、タイミングを決めてしまうと取り組みやすいです。
 
毎日5分だけですが、もし家族4人で片づけられたら20分の片づけができます。かなりキレイになるので、スッキリできれいな空間をキープできるのではないでしょうか。できれば、家族みんなで行動できるとよいですね。
 

6つのポイントに気をつけて、キープを心がける

雑誌やSNSで見るようなお部屋はステキですが、それは恐らく“最高の状態”でしょう。生活していると、しんどい日・時間がない日がたくさんあると思います。
 
そんなときも、ポイントに気をつければ、荒れずにササっとキレイな状態に戻すことできます。まずは、無理のない範囲から始めてみませんか?
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表

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