「1人暮らし」で自炊してるのは何割？ 「とりあえず」持っておきたい調理器具って？

1人暮らしで仕事を終えてから自分のために料理をするのは、なかなか大変です。しかし、だからといってコンビニ食や外食ばかりでは飽きますし、食費もかさみます。1人暮らしの食費を節約するには自炊をすることがポイントです。
 
今回は、1人暮らしの人のうち自炊をする人の割合や頻度、自炊をしないと答えた人の理由や初めて自炊をする人向けに最低限揃えたい調理道具を紹介します。

1人暮らしの人の約8割は自炊している

株式会社JUST PLAY COMPANYが1人暮らしをする1015人を対象に、1人暮らしの食事事情に関するアンケートを行った結果、普段自炊している人は78.1%、自炊していない人は21.9%という結果でした。また、普段自炊している人に自炊の頻度を尋ねたところ、週に5回以上の人が49.1%と最も多く、次いで週に3～4回の人が33.2%、週に1～2回の人が17.7%の順になりました。1人暮らしの人の約8割が自炊をしており、その中でもほぼ半数は週に5回以上の自炊をしているという結果です。
 

自炊をしない人の理由で最も多いのは「面倒だから」

普段自炊をしない人に理由を尋ねたところ、「面倒だから」という理由を挙げた人が87.4%と最も多く、第2位の「料理が苦手だから」と回答した37.8%を大きく引き離しています。
 
また、普段自炊をしない人に夕食はどうしているのかと尋ねたところ、コンビニやスーパーで買う人の割合が72.5%と最も多く、第2位の外食と答えた19.4%を大きく上回る結果となりました。さらに、「誰かが作ってくれた手料理を食べたいと思うか」と尋ねたところ、「はい」と答えた人が76.8%、「いいえ」と答えた人が23.2%で、4人中3人は手料理を食べたいと答えています。
 
普段自炊をしない人は自分で作るのは面倒だけれど、コンビニやスーパーで買ってくるものや外食で満足しているわけではなく、できれば手料理を食べたいと思っていることが伺える結果となりました。コンビニやスーパーのお惣菜やお弁当はメニューに限りがあるので、毎日続くと飽きてしまいそうです。
 
また、外食は和食から洋食、中華まで幅広い選択肢からお店を選べますが、お惣菜やお弁当を買うのと比べて費用がかさみます。栄養バランスを考慮しつつ、なるべく食費を節約したいと考えるなら、自炊を積極的に取り入れることがおすすめです。忙しい日々の中でおかずを何品も作るのは負担が大きいので、丼物や麺類など一品で完結する簡単な料理から挑戦してみましょう。
 

1人暮らしで初めて料理をする場合に揃えたい調理道具

これまで料理をあまりしたことがない、コンビニ弁当や外食にも飽きた、と感じている人が自炊を始めるために最低限用意したい調理道具を紹介します。
 

・フライパン

26cm程度の大きさで深めのタイプを持っておくと、炒め物、焼き物以外に麺類をゆでたり煮物を作ったり、鍋代わりにも利用できて重宝です。
 

・包丁

三徳包丁（文化包丁）が1本あれば、野菜から肉、魚までオールマイティに使えます。
 

・まな板

シートタイプの薄手のものなら収納にも場所を取りません。肉や魚と野菜など、素材ごとに使い分けるのもおすすめです。
 

・ざる・ボウル

ざるは、麺や野菜をゆでたときの湯切りに使います。ボウルは材料の下ごしらえの他、調理の仕上げなどさまざまな使い方が可能です。
 

・調理スプーン・菜箸

調理スプーンは炒める、混ぜる、材料を返す、できた料理をすくって盛り付けるなどができます。菜箸は揚げ物や麺類などの調理をするときに持っていると便利です。
 

食費の節約と健康を意識して自炊に挑戦しよう

1人暮らしの人の約8割は週に1回以上の自炊をしており、そのうち約半数は週に5回以上自炊していることがアンケート調査から明らかになりました。一方、自炊しないという人も約2割います。コンビニやスーパーのお惣菜やお弁当、外食が続くと食費がかさみ、栄養の偏りも心配です。食費の節約と健康を意識して、フライパン一つでできる丼物や麺類など、初心者にも簡単に作れて洗い物も少ない料理から挑戦してはいかがでしょうか。
 

出典

株式会社JUST PLAY COMPANY　「一人暮らしの食事事情」に関する調査
CHINTAI情報局　一人暮らしを始める際に揃えたい調理器具15選！オススメ商品も紹介
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部