更新日: 2022.07.18 その他暮らし
【消費者庁から注意喚起】自分に合った「携帯料金プラン」になってる? スマホの月額料金っていくらくらい?
そこで、スマホの保有率や月額料金の平均、スマホの料金プランを見直すためのポイントについて紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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スマホの保有率
総務省が行った「令和3年通信利用動向調査」によると、スマホを世帯で保有している割合は88.6%、個人で保有している割合は74.3%でした。1年前の令和2年に行われた同じ調査の結果では、スマホを世帯で保有している割合は86.8%、個人で保有している割合は69.3%でしたので、着実に増えていることが分かります。
また、情報通信機器の保有状況を見てみると、他の情報通信機器と比べてスマホの保有率は平成24年以降顕著に増えている状況です。平成28年にはパソコンや固定電話の保有率とスマホの保有率がほぼ同じになり、それ以降はスマホの保有率がパソコンや固定電話の保有率を大幅に上回っています。
スマホの月額料金
総務省統計局の「家計調査(家計収支編)」によれば、2人以上の世帯における令和4年4月の携帯電話通信料は9206円でした。1年前の令和3年4月の携帯電話通信料は1万599円で、そこからの1年間の中では令和4年4月の携帯電話通信料は最も安くなっています。
令和4年になってからは月を追うごとに携帯電話通信料は安くなっている状況です。とはいえ、1カ月に9000円を超す携帯電話通信料は決して安い金額とはいえません。本当にそれだけの料金を払う必要があるのでしょうか。
消費者庁が注意喚起している自分に合った携帯料金プランの選び方
総務省の資料によれば携帯大手を利用している人のうち、20GB以上のプランを契約している人は40%程度いるにも関わらず、実際20GB以上を使用している人は10%に満たない人数だといわれています。ということは、多くの人が自分の利用状況よりも過大なプランを契約しているわけです。
このため、消費者庁から「自分に合った携帯プランになっていますか?」という注意喚起がなされました。自分が契約しているプランが適正かどうかを知るために、まずは自分のデータ通信利用状況や通話状況を把握しましょう。
利用状況は各携帯電話会社のアプリやホームページ、自分の端末から調べられます。目安として、メール、文字のSNS、ネットの閲覧程度なら1GB、SNSのやり取りや動画視聴をした場合でも自宅にWi-Fi環境があれば1ヶ月に3GB以内に収まるのが一般的です。
スマホの利用が通話だけの人は、かけ放題のプランにすると料金を安くできる場合があります。メールを見るくらいしか使わないなら最低限のプランで十分ですし、仮に上限を超えたとしても通信速度が遅くなるだけで、通話やメールのやり取りに支障は出ません。
また、携帯電話会社はメインブランドとサブブランドを展開しており、メインブランドに比べてサブブランドの料金は安く設定されています。
しかし、サブブランドにしたからといって通信可能エリアが狭くなるわけではありません。携帯電話を乗り換える際には、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用すれば、以前の携帯電話番号を新しい機種で引き継ぐことができて便利です。
携帯電話の使用状況に見合う通信プランを選択しよう
スマホを持つ世帯は8割を軽く超え、多くの人が持つことが当たり前になってきています。1ヶ月の携帯電話通信料は平均で9000円を超えているものの、使用状況に見合わない過大なプランを契約している人も多い状況です。家計を節約するためにも、まずは自分の使用状況を把握したうえで適切なプランを選択したり安い携帯電話会社に乗り換えたりすることを検討してみましょう。
出典
総務省統計局家計調査(家計収支編)1. 品目分類:支出金額・名目増減率・実質増減率(月・年)全品目(2020年改定)支出金額
総務省 令和3年通信利用動向調査の結果
総務省 令和2年通信利用動向調査の結果
消費者庁 自分に合った携帯プランになっていますか?
消費者庁 ご存じですか?携帯のこと
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部