更新日: 2022.07.17 その他暮らし

白髪染めは美容室でする?それとも自分でする?コロナ禍、自分で染める人が増えた?

白髪染めは美容室でする?それとも自分でする?コロナ禍、自分で染める人が増えた?
大人女性にとって白髪染めは大切ですよね。美容室で染めてもらうのがやはりきれいに仕上がりますし、トリートメントもしてもらえば髪のダメージも抑えられます。
 
しかし、頻繁に美容室でカラーをすると、費用がばかになりません。最近では市販のカラー剤の質も、使い勝手もよくなり、自分で染める人も多いでしょう。コロナ禍となってからは、おうち時間が長くなり、自分で染める人が増えてきたのではないでしょうか。
 
株式会社イークスはコロナ禍における白髪ケアに対する意識調査(対象は30歳以上の女性)を行いました。白髪染めがセルフ派か美容室派かなどについて調査しているので、結果を見ていきましょう(※1)。
FINANCIAL FIELD編集部

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白髪染めは、セルフ派が美容室派を上回る

現在、どのような方法で白髪染めしているか尋ねたところ、「美容室のみ」が25.3%、「セルフのみ」が31.3%、「併用」が12%、「染めていない」が31.3%という結果になりました。
 
現状はセルフで染める人の方が若干多いようです。また、染めていない人も同じ割合でした。なお、美容室で白髪染めをしているのは30代から60代が約4割で、70代以上はセルフで白髪染めをしている人が6割を占めています。
 

セルフで白髪染めする人が増えた?

白髪染めしている人に、コロナ禍で美容室に行く回数に変化があったか尋ねたところ、60.2%が「変わらない」と回答したものの、37.6%が「減った」と回答しました。人との接触を避けるため、美容室に行く頻度も減ったようです。
 
「美容室のみ」で白髪染めしている人では78.8%が「変わらない」と回答し、「減った」という人は15.2%にとどまりました。「美容室&セルフ」の併用の人では、52.9%が「減った」と回答し、「セルフのみ」では51.2%が「変わらない」と回答しました。
 
「市販のカラー剤では気に入った色がない」「自分で染めるのは面倒」「髪質やダメージを考えてもらえる」「きれいに染まるから」という理由で美容室を選択する人が多いようです。自分でうまく染めることは難しいですし、仕上がりや髪のダメージを考えると、プロに染めてもらった方がよさそうです。
 
一方、 セルフ染めを選んでいる人では、「コロナ禍で美容院に行く回数を減らしたい」「美容院で染める金銭的余裕がない」「自分の思うように自由に染められる」といったコメントが並びました。
 
コロナ以前では白髪染めを「美容室」でする人が35.2%、「セルフ」でする人が31.5%であったのが、現在では「美容室」が33.5%、「セルフ」が38.3%となっています。
 
コロナ前と現在で比較すると、白髪染めをする人は66.7%から71.8%と5.1%増えています。そのうち美容室で染める人は1.7%減、セルフで染める人は6.8%増となっています。自宅で過ごす時間が増えたことによって、セルフで染めようという人が増えたのかもしれません。
 

30代はセルフで染める人が少なく、70代では6割がセルフ染め

年代別で見ると、30代ではセルフで染める人の割合が全世代で最も少なく、2割程度にとどまっていますが、70代ではセルフ染めの人の割合が高くなっています(約6割)。
 
また、美容室で染める人の割合が最も少ないのは60代が2割程度で、30代が約3割で最も多くなっています。また、コロナ前と現在で、白髪染めをしている人が最も増えたのは30代で、2割程度増えています。
 
職業別に見ると、仕事をしている人では 、コロナ以前より白髪を染める人が増え、セルフ染めが32%から39%に増加しています。専業主婦の場合、セルフで白髪を染めるようになった人が20%から28%となり、美容室へ行く頻度も5%減少しました。
 
総務省統計局家計調査によると、ヘアカラーを含む「他の理美容代」の2021年の平均支出金額は20,426円で(※2)、コロナ以前の2019年の21,058円から減少しています(※3)。
 
年代別に見ると、最もお金がかかっているのは「29歳以下」の33,944円で、最も少ないのは「70歳以上」の14,702円です。先ほどの調査結果のように、若い人が美容室でカラーをして、70代ではセルフで染めるというのが数字にも表れているようです。
 
白髪染めをすると、見た目が若々しくなり、気分も上がります。美容室で染めるか、セルフで染めるかは、仕上がりをどの程度追及するかによって変わってきますので、お財布と相談して決めるとよいでしょう。
 

出典

※1:株式会社イークス 【白髪世代の女性に調査】
※2:総務省統計局 家計調査 2021年<品目分類>1世帯当たり年間の支出金額,購入数量及び平均価格
※3:総務省統計局 家計調査 2019年<品目分類>1世帯当たり年間の支出金額,購入数量及び平均価格
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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