出費を減らしたいものランキング!値上げ続きの今、みんなが削減したいと考えている費用は?
配信日: 2022.07.18
給料は上がらないのに物価は上がるばかり。そんな今、世間はどのような出費を減らしてやりくりしたいと思っているのでしょうか。ビッグローブ株式会社が20代〜50代の男女1000人を対象に行った調査結果(※)を見てみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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続く値上げや円安。生活が苦しいと感じる人がおよそ半数!
食品や日用品など、毎日の必需品が次々と値上がりしていますが、それを肌で感じているという人は全体の73%にも上りました。
年代別に分けて見てみると、最も実感しているのは50代。およそ9割の50代が値上がりの影響をひしひしと感じているようです。
一方で、最も実感が低かったのは20代で、63.2%でした。低いとはいえ6割を超えていますが、20代だとまだ実家で生活している人も少なくないと予想できるため、家計をあまり気にしたことがない人も多いのでしょうか。
実際に生活が苦しくなったという人は、全体の50.6%。変わらないという人は45.8%でした。家計の状況が変わらないという人より苦しくなったという人が上回っているというのは、由々しき事態といえそうです。
出費を減らしたいものランキング、気になるTOP3は?
入ってくるお金は変わらないのに、出費ばかりがかさむというのは本当に困るもの。このように経済状況が悪化しているとき、まず考えるのは「節約」という人は全体の71.3%。「資産運用や副業」という人は28.7%でした。
収入を増やすことよりも、出費を減らす方がチャレンジしやすいというのはありますよね。家計を見直してなんとか節約できるところを見つけるしかありませんが、世間はどのような出費を減らしたいと思っているのでしょうか。
複数回答での結果を見てみると、1位は「水道光熱費」で35.0%。2位は「食費」26.6%、3位は「交通費・ガソリン代」26.5%と続きました。身近な食品が次々値上げしていく中、いったん食費の節約は諦めて光熱費を削減しようという人が多いのかもしれません。
とはいえ季節はそろそろ夏。エアコンが欠かせない時期に突入します。夏場のエアコンについては、無理のない範囲で節約を考えたほうが健康上いい気もしますね。
食費については、スーパーのプライベートブランドなどなるべく安く買えるものを選んだり、特売日やポイントなどを活用したり、安く買えるもので代用したりと、工夫が必要。節約料理を作っても子どもが食べてくれない……というお悩みを抱える家庭も多いとは思いますが、こちらもストレスにならない範囲でやれるだけの節約にトライしてみたいものです。
ちなみに4位以降には、お酒やたばこなどの嗜好品、洋服代や理美容代、通信費や交際費などが挙がりました。節約をきっかけにお酒の量を減らしたり禁煙したりすれば、節約だけでなく健康にも寄与できて一石二鳥かもしれませんね。
将来への経済的な不安も……
ここ数年、さまざまな事情が重なり我慢を強いられる時期が続いています。経済的に将来への不安を感じる人も多く、なんとおよそ85%の人が「将来のお金に関して不安がある」と回答。
自分が年金受給者になる頃にはもらえる年金額がもっと少なくなっているのではないか、これから収入が増える見込みがあるのか、物価上昇がどこまで続くのかなど、「先が読めない」という不安が増大しているように思えます。
少しでも明るい兆しが見えれば、不安も軽くなるもの。国の支援なども含め、安心できるような動きが見られることを願いたいですね。
出典
※ビッグローブ株式会社「お金に関する意識調査 第1弾」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部