1人暮らしでも「町内会費の支払い」は必要ですか?断っても大丈夫でしょうか?

配信日: 2022.07.28

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1人暮らしでも「町内会費の支払い」は必要ですか?断っても大丈夫でしょうか?
1人暮らしを始めてみて、出費の多さに気付くことがあります。
 
特に、家賃や水道光熱費などの支払いは避けて通れないもので、1人暮らしの場合には高くつくかもしれません。また、町内会費など思わぬ出費に頭を悩ませることもあるでしょう。
 
ここでは、1人暮らしでも町内会費の支払いが必要かどうかについてまとめました。1人暮らしを予定している人は参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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そもそも「町内会費」とは? 「町内会」との関係は?

「町内会費」とは「町内会」に納めるお金のことをいい、だいたい月々300円~500円かかります。また、町内会への加入に伴い支払いが発生するところが少なくありません。
 
町内会については「町または字の区域その他市町村内の一定の区域に住所を有する者の地縁に基づいて形成された団体」と総務省サイトで案内されています。その活動内容として、地域行事、文化活動などがあり、それらを通じて住民同士が良好な関係を築くことが期待されています。地域によっては「自治会」や「町会」などと呼んでいるところもありますが、いずれも町内会と同じ性質のものです。
 

町内会にはメリットとデメリットがある

地域に密着した町内会ですが、当然、メリットとデメリットがあります。ここでは、それぞれについて解説します。
 

・町内会のメリットとは

町内会を通じて近隣の人と親しくなれることが大きなメリットです。町内会では、防災や防火、社会福祉活動、行政機関への要望なども行いますので、それらを通じて住民同士の絆が強まることが期待できます。
 
1人暮らしの場合、地域で孤立することも少なくありませんが、町内会への参加により顔を覚えてもらえることもメリットの1つです。「遠くの親戚より近くの他人」というように、緊急時に頼れる人がいると心強くなります。
 

・一方でデメリットも

前述したように「町内会への加入=町内会費の支払い」というケースが多いです。また、寄付金などを断りにくいこともデメリットといえるでしょう。近隣の人と顔見知りになると、波風を立てたくない気持ちが強くなるからです。
 
さらに、集会などへの参加や輪番制で班長などの活動を求められることもありますので、人付き合いが苦手な人には心理的負担が大きいかもしれません。
 

加入するかどうかは自分次第

以上、町内会の加入には、メリットとデメリットがあることがわかりました。町内会への参加に際しては、それらをしっかり把握することが大切です。また、以下の注意点も確認しておきましょう。
 

・加入は強制ではない

その地域で生活するためには、近隣とトラブルを起こすことなく心穏やかに暮らしたいものですが、町内会への参加は強制ではありません。もちろん、1人暮らしの場合も例外ではないのです。町内会の活動にメリットを感じないと思うのなら、断る選択肢を持ちましょう。
 

・ただし断り方が大事

引っ越し後、早い段階で町内会代表者の来訪を受け、町内会への入会を勧められることが少なくありません。もし、町内会への入会意思がないのなら、きちんと断るようにしましょう。
 
ただし「断り方」が肝心です。「入りません」と強い口調で即答するのではなく、「いったん保留」にするなどの工夫が必要です。その後、タイミングをみて口頭で断りを入れるほか、書面で意思表示するのも一案です。
 

・地域の一員としての自覚を

町内会に入会しない場合でも、周囲との協調は大切です。近隣の人と気持ちよく挨拶することは言うまでもなく、町内のルールに従って生活をするなど、地域の一員として自覚を持つことが重要です。
 

町内会への加入は強制ではない! ただし入会するなら町内会費の支払いを覚悟しよう

町内会への加入に伴い、町内会費の支払いが必要な地域が多いことがわかりました。また、こちらは固定費にもなりますので、月々の負担は少なくても年単位になると大きな金額になるかもしれません。
 
もちろん、近隣の人と親しくなれるなど、町内会に入るメリットも大きいです。町内会への加入は強制ではありませんので、自分の生活スタイルに合うかどうかも検討しましょう。
 

出典

総務省 自治会・町内会等とは
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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