更新日: 2022.07.29 その他暮らし

時間貸駐車場を利用する場合はいくらかかる? 駐車場選択のポイントは?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

時間貸駐車場を利用する場合はいくらかかる? 駐車場選択のポイントは?
自動車は公共の交通手段が少ない地域ではなくてはならないものです。しかし都心部で自動車を使おうとする場合、気になるのが駐車場代。
 
大都会都心部には無料の駐車場なんてまずありません。ショッピングセンター等では買い物をすれば一定時間、駐車料金が無料になることもあります。しかし、駐車する場所が時間貸駐車場しかない場合は、長時間とめておくと結構な金額がかかってきます。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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関東地方の駐車場代は四国地方の3.5倍

総務省統計局の家計調査によると、2021年の時間貸駐車場を含む「他の駐車場借料」の年間平均支出金額は2444円でした(※1)。地域別に見ると、「関東地方」が3114円で最も高く、次いで「九州地方」が2651円、「近畿地方」が2560円でした。最も安い「四国地方」は890円で、関東地方は四国地方の3.5倍の駐車場代を支払っていることになります。
 
それでは、時間貸駐車場を利用する際、どんな基準で選択しているのでしょう。パーク24株式会社が実施した「時間貸駐車場」に関するアンケート結果を見ていきましょう(※2)。
 

時間貸駐車場の選択ポイントは料金と目的地までの距離

時間貸駐車場を選ぶ際の基準を聞いたところ、「料金」が80%、「目的地までの近さ」が75%とダントツで多い結果に。年代別で見ると、「料金」を重視する人の割合が最も高いのは40代(83%)で、最も低いのは60代以上(76%)でした。「目的地までの近さ」は年代が上がるに伴い高くなっており、20代以下では65%であるのに対し、60代以上は79%と、14ポイント高くなっています。
 
以下は「とめるスペースの広さ」(21%)、「混雑状況」「店舗提携による駐車料金割引の有無」(16%)となっています。女性が男性よりも高い項目は、「目的地までの近さ」「とめるスペースの広さ」「店舗提携による駐車料金割引の有無」「混雑状況」「ポイントがつくかどうか」でした。女性にとっては、車のとめやすさ、割引やポイント付与があるかが駐車場を選ぶポイントのようです。
 

時間貸駐車場から目的地までの距離は5分以内

時間貸駐車場から目的地までの距離の許容範囲を聞いたところ、最も多いのは「4〜5分」で42%を占めました。次いで「2〜3分」が23%、「8〜10分」が20%でした。5分以内が7割という結果となっています。
 
駐車場を主に何を使って探しているか尋ねると、「現地で目視」が30%で最も多く、「カーナビ」「アプリ」「インターネット地図」がそれぞれ18%となりました。
 
年代別で見ると、1位は20代以下は「アプリ」で、それ以外の全ての年代で「現地で目視」となりました。2位は、20代以下が「現地で目視」「カーナビ」、30代・40代では「インターネット地図」、50代では「インターネット地図」「アプリ」「カーナビ」、60代では「カーナビ」となり、世代での違いが見られました。
 
特に都心部の場合、そもそもすいている駐車場がないことが多く、目的地から遠く、料金が高い駐車場にとめざるを得ないことがあります。自動車で買い物等に出掛ける場合は、駐車場がすいている時間をめざすなど工夫が必要ですね。
 

出典

※1:総務省統計局家計調査 2021年<品目分類>1世帯当たり年間の支出金額,購入数量及び平均価格

※2:パーク24株式会社 駐車場探しは「現地で目視」が1位 20代以下のみ「アプリ」で探す人が最多に

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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