更新日: 2022.07.29 その他暮らし

夏のボーナス、どうだった? ボーナスが出た人、出なかった人の割合や、ボーナスの使いみちをチェック!

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

夏のボーナス、どうだった? ボーナスが出た人、出なかった人の割合や、ボーナスの使いみちをチェック!
先月に夏のボーナスが支給されたという人も少なくないのでは?
 
貯金したり、生活費の足しにしたり、パーッと遊びに使ったり、ボーナスの使い道はさまざま。今年の夏のボーナスは、みなさんどのように管理したのでしょうか。
 
株式会社エアトリが、20歳以上の男女839名を対象に行った調査結果(※1)をひもといてみましょう。
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夏のボーナスは出た? 昨年と比較して金額に変化は?

839名中、就業中の人は638名。そのうち今年の夏のボーナスが出たという人は52.7%、そもそもボーナス制度がないという人は31.8%でした。そして制度はあるものの今年はボーナスがなかった……という人も、6%弱。
 
2019年の調査と比較したところ、ボーナスの有無および制度の有無についての割合はほぼ変わりませんでした。社会情勢は大きく変化していますが、ボーナスの有無にはあまり影響していないようですね。
 
ではボーナスの金額に変化はあるのでしょうか?
 
昨年から変わらないという人は、35%ほど。増えた人は2割弱、減った人は2割強でした。3年前の調査と比較すると、減った人の割合は11ポイントほど増加しています。「変わらない」「増えた」についてはどちらも3ポイント前後の減少。
 
このことから、「ボーナスは変わらず支給されるものの、その金額は下がっている」という人がジワジワ増えているということが分かります。社会情勢が大きく変化し、物価上昇が相次ぐなか、やはりボーナスを同じように支給し続けるのは企業としても難しいといったところでしょうか。
 
ちなみに、東京都が発表した都内労働組合のボーナスの状況(※2)を見てみると、平均妥結額はおよそ77万円とのこと。平均賃金の2ヶ月ちょっとに相当するそうです。前年の妥結額はおよそ74万円とのことなので、データ上は微増しているのですね。
 
ただ、業種によって対前年比がよかったところと悪かったところがかなり大きく分かれるようです。上記のアンケート結果からも分かるように、ボーナスが増えた人と減った人とで明暗がくっきり分かれてしまっているようです。
 

ぜいたくをしたい? ボーナスに対する満足度は?

さて、昨年と比べてボーナスの金額が下がった人も少なくないなか、ボーナスに対する満足度はどのようになっているのでしょうか。
 
満足している人はおよそ4分の1。不満に思っている人は半数近くにも上りました。ダブルスコアに近い結果になっていることから、「以前はもっと多かったのに」「普段の貢献へのフィードバックになっていない」と思っている人が多いかもしれませんね。ボーナスの金額が増えた人より減った人のほうが多かったという事実を踏まえると、これも当然の反応といえそうです。
 
このような状況のなか、「ボーナスが入ったからにはぜいたくをする!」という人はどれくらいいるのでしょう。
 
調査結果によると、ぜいたくをする派はおよそ4割。しない派は5割強でした。パーッといきたいところをグッとこらえて、貯金に回したり生活費に充てたりする人が少なくなさそうです。
 

今年のボーナスの使いみちはダントツで旅行

最後に、ボーナスの具体的な使い道を見てみましょう。
 
男女ともに、1位は「旅行」、2位は「貯蓄」でした。使うかためるかできれいに分かれたかたちです。男性の3位は「ローン・借金返済」、一方で女性の3位は「買い物」でした。3位になると男女で真逆の行動になるのも面白いですね。
 
ボーナスに対する率直な気持ちとしては、「金額は別としてウキウキする」「それなりに出たので旅行に行って経済を回す」というような前向きなものや、「もっと欲しいけれど大変な世の中だしぜいたくは言えない」といった冷静なものも。なかには、「ボーナス制度はないけれど、自分で自分にご褒美を贈る」といった新たな考え方も見られました。
 
東京都の発表を見る限りだと、業種差は非常に大きいものの、全体平均としてボーナスは微増している様子。一体次の冬のボーナスではどのようなことになるのでしょうか。期待しつつ待ちたいものですね。
 

出典

※1 エアトリ 「夏のボーナス」に関するアンケート調査
※2 東京都 「2022年 夏季一時金要求・妥結状況について(中間集計)」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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