有資格者は全国で4587人!「お墓ディレクター」ってどんな仕事?

配信日: 2022.07.31 更新日: 2025.09.26
有資格者は全国で4587人!「お墓ディレクター」ってどんな仕事?
故人を弔うための「お墓」は一般的な石材で作ったものだけではなく、「樹木葬」や「納骨堂」などもあります。故人が好きだった物を墓の形にする遺族もいますが、墓についてのルールなどがわからないと悩んでしまうケースもあるようで、サポートするのが「お墓ディレクター」の役目です。
 
本記事では、全国でたった4587人(2021年時点)しかいない「お墓ディレクター」の仕事に注目しました。
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墓の専門家「お墓ディレクター」

「お墓ディレクター」は墓を作る際に使われている石材や墓の形、墓についての深い知識を持っている専門家です。国家資格ではありませんが、「お墓ディレクター」がいる事業所ではマークを表示することができます。墓のことで悩んでいる人にとっては頼もしい存在です。「お墓ディレクター」の資格試験がスタートしたのは2004年。それ以前は墓を作る際、石材や加工の費用を法外な金額で請求するなど、高級な国産の石だと偽って粗悪な石を売りつけるといった消費者トラブルが横行していました。
 
そこで石材産業の健全な発展を目指す全国組織として2001年、「日本石材産業協会」(2009年に社団法人化)が発足。墓に関する問題の防止と優良な事業者と悪徳業者を区別するため、同協会が幅広い知識と教養を兼ね備えた人材を認定したのが「お墓ディレクター」の制度です。仕事内容は以下のものがあります。
 

・墓についての相談を受け付ける

「お墓ディレクター」は墓についての豊富な知識を持っているため、墓についてのさまざまな相談にアドバイスをします。例えば、トレンドの墓の形や選び方、適正価格などです。
 

・墓に使用する石材のアドバイス

墓を石材で作る場合でも、石の種類は複数あるので悩んでしまいがちです。石の種類や質、販売元によって料金が異なります。予算以内に収まるようにアドバイスをすることが可能です。
 

・墓の手配をする

どのような墓を作るのかが決定した後、顧客の代わりに墓を作る手配をします。墓は1つ作るだけでも高額ですので、ミスがないように確認をしながら責任を持って進めなければなりません。
 

「お墓ディレクター」になるには
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