更新日: 2022.08.31 子育て

子どもの「習い事」にかけるお金って、平均いくらくらい?

執筆者 : 柘植輝

子どもの「習い事」にかけるお金って、平均いくらくらい?
子育て世帯の悩みの一つに、子どもの習い事にかけるお金があります。習い事をさせてあげたいけれど、家計も気になるという方もいることでしょう。
 
そこで、子どもの習い事にいくらかけているのか、アンケート調査の結果から平均金額について確認していきます。
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

子どもに人気の習い事は?

子どもにどんな習い事をさせてあげるべきなのか、まずそこで悩んだときは、どんな習い事をしている子どもが多いのか知っておくことも参考になるでしょう。
 
株式会社バンダイが実施した「子どもの習い事に関する意識調査」(2019年)の結果によれば、習い事の第1位は水泳で全体の41%となっており、2位となった学習塾の27%を大きく上回る結果となりました。
 

図表1

 
出典:株式会社バンダイ 「子どもの習い事に関する意識調査」
 
男子・女子別に見ても1位は水泳で、子どもの習い事として人気があることが分かります。また、学習塾は男子で2位、女子でも3位と、こちらも習い事の定番といえるでしょう。
 
子どもの習い事で迷ったときは、取りあえず水泳や学習塾のほか、ピアノ、英会話など、人気があるものから子どもに提案してみてもいいかもしれません。
 

習い事は何歳から始める?

子どもに習い事をさせる場合、何歳から始めるか、そのタイミングも気になるところでしょう。
 
前述の調査では、子どもが習い事を始めた時期について、半数を超える52.5%が未就学である6歳までの間と回答しています。特にスポーツ系は小学校入学前が多く、人気の水泳は約65%が未就学児のときに習い始めていますが、逆に学習塾の場合は小学校入学後に通うパターンが多いようです。
 

図表2

 
出典:株式会社バンダイ 「子どもの習い事に関する意識調査」結果
 
習い事をいつから始めるか迷った場合、例えばスポーツ系なら体力づくりも兼ねて小さいうちに、学習系は小学生になってからという基準で考えてもいいでしょう。
 

習い事にかけるお金の平均はどれくらい?


 
子どもの習い事にかけるお金の平均は、全体では月額1万3607円という結果でした。
 
平均を学齢別に見ていくと、3歳から6歳の未就学児が最も低く8644円ですが、小学生は学年が上がるごとに金額が高くなる傾向があり、高学年では約1万6000円となっています。
 
図表3

 
出典:株式会社バンダイ 子どもの習い事に関する意識調査
 
習い事にかけるお金については子どもの年齢に応じて、上記の平均額も1つの目安とすることができます。
 

習い事別に見た場合の平均金額

習い事の内容によっても、毎月かかる金額が大きく変わります。
 
調査結果で人気があった習い事の上位5つの月額費用の平均は、下記のようになっています。
 

図表4

 
出典:株式会社バンダイ 「子どもの習い事に関する意識調査」結果
 
学習塾は約1万5000円と、人気がある習い事の中では高くなっていますが、習字のように3000円程度というケースもあります。
 
なお、上記はあくまで平均であり、本格的に取り組むような場合は同じ習い事でも費用が平均を大きく上回ったり、習い事の内容や地域などによっては平均より少なく済んだりすることもあるでしょう。
 
図表5

 
出典:株式会社バンダイ 「子どもの習い事に関する意識調査」結果
 
例えば習い事全体で平均金額を見ると、月額で4999円以下となる場合もあれば、5万円を超えることもあります。
 

子どもが習い事を始めたきっかけは?

参考までに、子どもが習い事を始めた理由については以下のような回答となっています。
 

図表6

 
出典:株式会社バンダイ 「子どもの習い事に関する意識調査」結果
 
習い事を始めた理由としては、全体の約6割が親の意向となっていますが、ダンスやサッカーのように子どもの意向で始めた割合が高くなっている習い事もあります。子どもに習い事をすすめる際は、親がさせたい習い事と子どもがやりたい習い事は異なる場合もあることを知っておきましょう。
 

習い事は平均費用を参考にして、子どもの意見や家計も大切に

子どもの習い事にかけるお金は年齢や内容などにもよりますが、平均で月額1万3000円前後が1つの目安となりそうです。
 
ただし、平均はあくまでも参考程度にとどめ、習い事や費用について悩んだときは、子どもの意見も尊重しながら、家計に無理のない範囲で決めるようにしてください。
 

出典

株式会社バンダイ 「子どもの習い事に関する意識調査」結果
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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