住宅の資産価値ってどうなっているの? 資産として機能する住宅の特徴とは
配信日: 2022.09.18
家の価値はさまざまな評価方法があり、長く住んでいる家が必ずしも価格が下がるということはありません。反対に、築年数が浅くても希望する価格として評価されないこともあります。
そこで今回は、住宅の資産価値について解説します。「資産」として機能する住宅の特徴についても紹介しますので、参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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一戸建てもマンションも将来的な資産価値を求めて購入する人が多い
保険マンモス株式会社が2022年4月に実施した「マイホームに関するアンケート調査」では、住宅を購入した人500人に購入理由を尋ねた結果が公表されています。
一戸建てとマンションそれぞれの、購入理由は次のような内容があげられています。
1.騒音でトラブルになりにくい
2.自由な家づくりができる
3.土地の価格が残るため資産価値が残りやすい
1.防犯性が高い(セキュリティ面)
2.資産としての流用性が高い
3.室内がフラットで高齢になっても暮らしやすい
持ち家には将来的な資産価値を期待している
一戸建ての場合、住居も土地も購入します。そのため、将来的に住居部分の経年劣化が進んだとしても、土地の価値だけは残ります。
一戸建てを購入した理由の3位「土地の価値が残るため資産価値が残りやすい」という内容は、土地の値段だけでも評価してもらえるという考えからの意見でしょう。
マンション購入者では、防犯性の高さがメリットとして挙げられています。マンションが建設される立地は、ある程度都市化が進んでいる地域がほとんどです。このことから、マンション購入の理由のうち2位で「資産としての流用性が高い」がランクインしています。
立地の良いマンションであれば、築年数が進んだとしても大幅に価格が下がることはないでしょう。利便性の高さから、万が一住まなくなった場合でも、売却せずに賃貸物件として貸し出して、継続的に収益を得るという使い方も可能です。
立地条件がよく日頃から家を手入れすると資産価値が落ちにくい
資産として機能する住宅の特徴として、「利便性の高い立地条件」「日頃から家を大事に使う」という点があげられます。
利便性の高い立地条件は、購入時の選び方によって左右されます。家を大事に使うことは、購入後の使い方によって左右されます。
つまり、利便性の高い立地の家を購入し、日ごろから家をメンテナンスするなど大事に使っていると、資産価値が落ちにくいということになります。
資産価値を維持するために日常的なメンテナンスや修繕はこまめに行う
日常的なメンテナンスや早めの修繕をすると、資産価値は通常よりも下がりにくい傾向にあります。
日々の掃除もこれにあたります。こまめな除湿や換気なども意識すると、壁紙や畳なども長持ちします。リフォーム後に家を売ることも多いですが、その場合でも日常的に手入れをしていれば、リフォーム費用も抑えられます。
購入後の使い方(住み方)によって、将来の資産価値に影響することは覚えておくとよいでしょう。
まとめ
同じ築年数であっても、立地条件がよく普段から手入れをしてきれいに住んでいる家と、立地条件に恵まれず手入れしていない家とでは、資産価値が大きく異なります。
立地条件のよい家は、一戸建てでもマンションでも、購入価格は相場よりも高いかもしれません。それでも、将来的な資産価値を考えると検討する価値は大いにあります。
また、日常的なメンテナンスは今からでも十分間に合います。自身の持ち家の価値を少しでも残すために、今できることから検討してみましょう。
出典
保険マンモス株式会社 マイホームに関するアンケート調査(PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部