更新日: 2022.10.20 その他暮らし

【続く150円台】「ガソリン価格」の高騰続きで「高い」と感じる相場も変わった?どんな工夫をしているの?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

【続く150円台】「ガソリン価格」の高騰続きで「高い」と感じる相場も変わった?どんな工夫をしているの?
ガソリンの価格が高いままです。総務省統計局の小売物価統計調査によると、東京都区部のガソリン1リットル当たりの平均小売価格は2016年では118円でしたが、同年の年末に120円台になって以来徐々に価格が上昇し、2022年9月までの平均価格は169円となっています。
 
ここ数年で50円以上も値上がりしたことになります。2022年に入ってからは、円安の急速な進展もあり、170円を超えることもしばしばあり、さらなる価格の上昇もあるかもしれません。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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今、高いと感じる1リットル当たりのガソリン価格は150円台

クルマの利用者は、ガソリン価格の高騰に対しどのように感じ、どんな対策をしているのでしょう。パーク24株式会社は、同社が運営するドライバー向け会員制サービスの会員を対象に「ガソリン価格」に関するアンケートを実施しましたので、結果を見ていきましょう。
 
高いと感じるレギュラーガソリンの1リットル当たりの価格を聞いたところ、最も多い回答は、「150円以上160円未満」が30%でした。「150円以上」と答えた人の割合は55%と半数を超えています。
 
2017年に実施したアンケート結果では「150円以上」と答えた人の割合は13%であったので、今回の結果ではその当時から4割以上もアップしています。実は、2021年4月以降、ガソリン価格は150円を下回ったことがなく、ガソリン価格に対するドライバーの相場感が上がっているのだと思われます。
 

ガソリンの価格が上がってもクルマの利用頻度を変えられない人が多い

ガソリン価格に応じてクルマの利用頻度を聞いたところ、「変わる」(10%)、「価格によっては変わる」(15%)と、利用頻度を減らすことなどを検討している人は25%にとどまりました。
 
「変えたいが変えられない」が20%で、交通手段がクルマしかない等、クルマの利用頻度を減らせない人が多いことがうかがえます。「変わらない」は55%と半数を超えており、クルマが主な交通手段となっている場合は利用頻度を変えることはできないようです。
 
クルマの利用状況別にガソリン価格によるクルマの利用頻度の変化を見たところ、クルマを「毎日」利用する人は「変えたいが変えられない」(41%)、「変わらない」(48%)合わせて約9割となっています。
 
クルマの利用頻度を「変える」「価格によっては変わる」割合が高いのは「週に1回」(34%)、「月に2~3回」(32%)でした。これ以上クルマを利用していない人は、ガソリン価格高騰の影響をあまり受けていないのか、「変わらない」と回答する人が多いようです。
 

ガソリンの価格高騰時にする工夫とは?

ガソリン価格が高いと感じる時にする工夫で最も多いのは、「給油時に会員割引やカード特典を活用する」が23%、「少しでも安いガソリンスタンドを探して給油する」が21%、「急加速・急減速などを避けたエコドライブを心がける」が19%で上位を占めました。
 
以下は「クルマの利用を控える」「自家用車ではなくカーシェアを利用する」が続きました。
 
クルマが主な交通手段である場合、ガソリン価格の高騰が家計に与える影響は大きいです。クルマの利用頻度を減らすことができない場合はここで挙げられたような工夫をして、支出を少しでも抑えたいですね。
 

出典

総務省統計局 小売物価統計調査 ガソリン(銘柄符号:7301) の東京都区部の小売価格(昭和41年(1966年)4月~最新月)(時系列表)
パーク24株式会社 「ガソリン価格」に関するアンケート
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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