更新日: 2022.10.27 その他暮らし

FPがおすすめするお金についての勉強方法と最初に知っておくべき点を紹介

FPがおすすめするお金についての勉強方法と最初に知っておくべき点を紹介
近年では金融教育の重要性が注目されていますが、実際、日本人のマネーリテラシーは世界と比べて低いといわれています。お金の知識を身につけるのが大事なのは分かりますが、その方法が分からない人もおられるのではないでしょうか。
 
そこでこの記事では、手軽にできるお金の勉強方法について解説していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

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お金のリテラシーを高めるには

総合転職エージェントの株式会社ワークポートが(東京都品川区)、2022年4月に全国のビジネスパーソン262人(20~40代・男女)を対象とした、「マネーリテラシー(お金の知識)」についてのアンケート調査を行ったところ、60.6%の人が「お金の知識に自信なし」と回答をしました。
 
さらに、お金について日々情報収集しているかという問いに対し、53.8%の人が「情報収集していない」と回答しました。半数以上の人がお金について知識がないと分かっていながら、情報収集の習慣をもっていないことが分かります。また、これまで体系的にお金の知識を学ぶ機会はあったかという問いには、大多数を占める75.6%が「なかった」と回答しています。
 
アンケート調査の結果をみると、お金の知識に自信がもてない人や、情報収集の習慣がない人が多いのは、過去にお金の知識について学ぶ機会がなかったことが要因となっているかもしれません。子どもには学校での金融教育が始まっていますが、大人に対する金融教育の遅れは現状の課題といえます。
 
先ほどのアンケート調査での質問で、お金の知識をもっと身につけたいかを聞いたところ、「もっと身につけたい」が83.6%で大半を占めた結果となりました。
 
お金についての知識を学ぶことで、お金への不安や心配を減らすことができます。お金の知識があると、お金に関するリスクの回避に役立つため、積極的に情報収集をして学ぶことが重要となります。
 

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時間に余裕がない人でもすぐにできるお金の勉強法

まずは、時間がなくても気軽に始められる勉強法を紹介します。勉強のきっかけとして、まずは始めやすいものからスタートして、好きな分野を深掘りしていくといいでしょう。
 

インターネットやYouTubeで勉強する

インターネット環境があれば、WebサイトやYouTube、各種SNSなどでお金に関して学べるさまざまなコンテンツを利用できます。無料のコンテンツも豊富で、手軽に利用できることが大きなメリットです。行政のサイトでは金融広報中央委員会の「知るぽると」が分かりやすくて参考になります。
 
最近、YouTubeではお金に関する専門家が動画で情報を発信していることが多くなり、気軽に勉強できておすすめです。InstagramやTwitterなどのSNSでも、お金についての情報発信をしている方もいるので、ちょっとした隙間時間での情報収集にも活用できます。
 
ただし、インターネット上の情報には正誤不明なものもあるため、勉強に利用するには、公的機関や大手・有名企業の公式サイト等、信頼できる発信者からの情報を参考にするようにしましょう。特にSNSの情報は誰でも発信ができ、間違った情報が流れている可能性もあるので注意が必要です。
 

お金に関する本を読む

お金に関する体系的な知識を身につける方法として、情報量が豊富な書籍を読むことが効果的です。初心者にも分かりやすいよう、難しい言葉をなるべく使わないで解説してくれている本もあります。また、漫画でも金融の世界を舞台にしたものがあり、ストーリーのなかにお金に関するエッセンスが入っているので、読み進めていくうちに知識を学ぶこともできます。
 
まずは挫折しないためにも、自身のレベル・目的に合ったものを選ぶと勉強が継続しやすいでしょう。
 

お金に関するアプリを使う

お金の勉強をなかなか始められない人は、まずはゲームで楽しく学べるアプリを利用してみるのもいいでしょう。隙間時間で終わらせられるものもあり、習慣化しやすいのもメリットで、長時間机に向かって勉強をするのが苦手な人におすすめの学習法です。
 
アプリには、リスク管理や資産運用、金融機関の仕組みを学べるものや、歩いた歩数によって仮想通貨がたまるものなどさまざまな種類があります。
 
ただし、アプリだけではお金の知識を身につけるのには限界があります。お金の勉強を本格的に始めるきっかけとして考えるといいでしょう。
 

まずはお金の勉強をする目的を定めましょう

お金の勉強を始めようと思っても、漠然とした考えではどこから手を付けたらいいのか迷うかもしれません。まずは、なぜお金の勉強を始めるのかという目的を定めることが大切です。目的があれば、具体的に何を学べばよいかが明確になるでしょう。
 
目的によって、学ぶ内容は以下のように変わってきます。

●「少しでも貯蓄したい」……お金を貯蓄に回すための節約方法、金利の高い金融商品を選ぶ
●「投資で資産運用したい」……複利について学ぶ、株・投資信託の知識を学ぶ
●「家を買いたい」……住宅ローンについて研究する、相続時精算課税制度について調べる

 

まずは、1日5分から続けていこう

お金の勉強は難しくてなかなか継続できない人もおられるかもしれません。何から始めてもいいので、自分のできそうなことからスタートしてみましょう。1日5分でも続けていけば、次第に勉強の効果は現れてくるでしょう。
 
なかなか勉強ができない人は、無理せずにファイナンシャルプランナーに相談してみるのもおすすめです。
 

出典

株式会社ワークポート ビジネスパーソンの「マネーリテラシー(お金の知識)についてのアンケート調査
金融広報中央委員会 知るぽると 暮らしとお金
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部