更新日: 2022.11.03 その他暮らし

11月4日はいい推しの日! 「推し活」「推し事」していますか? 推しのための平均支出は?

11月4日はいい推しの日! 「推し活」「推し事」していますか? 推しのための平均支出は?
突然ですが、みなさんには「推し」がいますか?
 
人物でも、キャラクターでも、モノでも、自分が好きなイチオシの存在を応援したり愛(め)でたりすることを、近年「推し活(おしかつ)」や「推し事(おしごと)」と呼んだりしますよね。世間の人々は、どのような推し活をしてどのくらいお金を使っているのでしょうか。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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推し活は心の潤い? 推しに費やす金額は?

「推し活」とひとくちに言っても、推しがどのような存在かによって行動も変わりますよね。「グッズ集め」、「ライブ・イベント通い」、「ゲーム課金」など、お金がかかるポイントは人それぞれ。それらをまとめて平均してみると、月にいくらくらい使っている計算になるのでしょうか。
 
まずは、11月4日を「いい推しの日」に制定した株式会社ゴシンボクが発表した調査結果を見てみましょう。
 

【推し活に月平均いくら使っているか】

1位:~5000円 36.7%
2位:1万~3万円 26.7%
3位:5000~1万円 23.3%
4位:5万円以上 10.0%
5位:3万~5万円 3.3%

 
最も割合が多かったのは、30%を超えた「月5000円まで」でした。ただ、「5000~1万円」「1万~3万円」という人を合計すると、月3万円まで使う人も半数近くに。月3万円以上がっつり費やすという人も13%ほどいるということで、人によりだいぶ差があることがわかりますね。
 
例えば、推しがライブやイベントを頻繁に行うタイプの場合、チケット代やグッズ代、ライブ・イベントの映像作品代などで一気に出費がかさむこともあるでしょう。推しのものは全部コレクションしたいという気持ちもわかりますが、自分が自由に使えるお金には限りがあるもの。適度な消費で推し活を楽しみたいですね。
 

シニア女性も推し活! その年間費用は?

推し活というと若い世代のものと思われがちですが、実は50歳以上のシニア女性の間でもメジャーな活動として認識されているようです。次は、株式会社ハルメクホールディングスが2022年8月に発表した調査結果を見てみましょう。この調査は50~84歳の女性559人を対象に行われました。
 

【現在「推し」ている人・もの・ことがありますか?】

●ある(いる) 35.2%
●ない(いない) 48.1%
●「推し」とは何かがわからない 16.6%

 
「推し」という概念を認識していない人は、16%ほどにとどまりました。その上で、推しがいるという人は30%を超えています。推しがいると回答した人のうち、推し活でお金を使っているという人は69.5%。推しはいるものの、グッズを買ったりライブやイベントに出かけるなど特別な出費をしないという人も30%ほどいるようですね。
 
ちなみに、推し活でお金を使うと回答した人の平均金額は以下のとおり。
 

【推し活に使う1年の平均金額/内訳 トップ5】

1位:遠征費(宿泊、交通費など) 8万7167円
2位:コンサート、ステージ、試合などのチケット費 5万5699円
3位:その他 4万2301円
4位:本・雑誌・関連書籍など 3万4892円
5位:有料のファンクラブ・友の会・オンラインサロンなどの年間料金 2万1181円

 
全体平均は「9万352円」でした。遠征している人は、やはりその費用が一番高くつくようですね。肝心のチケット代よりもかかっていることがわかります。また、ファンクラブの会員費にもそれなりのお金がかかっています。「推し活で困ること」を問うた項目(複数回答)では、「悩みはない」と回答した人が60%を超えているものの、「お金がかかる」と回答した人がおよそ18%。
 
好きな推しを追いかけるのはとても楽しいものですが、お金がないと続かないもの。人生経験の豊富なシニア女性はその辺りのバランスをよく理解してお金を使いすぎないようにしているためか、「悩みはない」という人が多いのかもしれません。
 
もちろん、推しはテレビに出ているような存在だけではありません。身近なペットや子ども、孫なども推しですよね。自分の好きなものを愛でていると、自然と心があたたかくなって癒やされるもの。
家計に影響のない範囲でお金を使いつつ、自分なりの推し活を楽しみたいですね。
 

出典

株式会社ゴシンボク 推し活アンケート(valuepress)

株式会社ハルメクホールディングス シニアの「推し」に関する実態調査

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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