更新日: 2022.11.03 その他暮らし

「全国旅行支援」を利用して旅行したいという人はどれくらいいる?

「全国旅行支援」を利用して旅行したいという人はどれくらいいる?
10月11日より「全国旅行支援」がスタートし、旅行への機運が高まっているようです。「全国旅行支援」は、1人1泊につき最大1万1000円の補助、旅行代金の最大40%が割り引かれます。ニュースでもよく取り上げられるので、興味を持っている人も多いことでしょう。
 
このような中、株式会社イオレは、2022年9月29日~10月11日にかけて、「旅行・レジャー」に関するアンケートを実施しました。有効回答は715サンプルでした。「全国旅行支援」の認知度や利用意向についても聞いています。
FINANCIAL FIELD編集部

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直近1年以内に旅行した人は約6割

直近1年以内に1泊2日以上の旅行に出掛けたという人は58.9%でした。旅行先については、「国内(住んでいる地方外)」が39.0%と最も多く、次いで「国内(県外~同じ地方内)」(32.3%)、「国内(県内)」(27.1%)となっており、国内でも遠出をしている人が多いことがわかりました。
 
2021年4月~2022年9月末に実施された「県民割」は、近隣の地域が対象であることが多かったため、県内や同じ地方内に旅行したという人の中にはこれを利用して旅行したという人も多いのではないでしょうか。海外旅行に行った人は1.7%と、ほとんどいなかったようです。
 
誰と旅行に行ったか尋ねると、「家族」が70.3%を占め、次いで「友人」(13.8%)、「一人旅」(7.1%)、「恋人」(5.2%)という順になりました。
 

新型コロナウイルス流行で、直近で旅行を決める人が増えた

旅行日のどれくらい前に宿泊先の予約をしたか複数回答可として聞いたところ294件の回答があり、「1~2ヶ月前」が25.4%、「2週間~1ヶ月前」が24.7%と、2ヶ月前から2週間前に予約する人が半数を占めました。
 
新型コロナウイルス流行前と比べて、宿泊先の予約完了日から旅行当日までの期間は短くなったか尋ねると、「短くなった」という人が41.6%を占めました。新型コロナウイルス感染者は急激に増減するため、長期のプランが立てにくく、直近で旅行を決める人が増えたと思われます。
 
直近1年間に旅行に行かなかったという人に、その理由を聞いたところ、「コロナ感染のリスクを考えてやめた」が60.2%、次いで「時間的な余裕がなかった」が52.0%、「金銭的な余裕がなかった」が39.1%で、この3つの理由がダントツで多い結果になりました。
 

全国旅行支援の認知度は高く、利用意向も高い

10月11日から実施される「全国旅行支援」について知っていたか聞いたところ、「内容まで知っていた」が19.2%、「名前は知っているが内容は知らなかった」が49.1%で、約7割は「全国旅行支援」を知っていることがわかりました。
 
「県民割」「全国旅行支援」をはじめとする国や自治体の施策利用について聞いたところ、「すでに利用した」が10.8%、「利用したいと思う」が66.6%、「利用を前提に旅行を計画している」が5.0%で、合計82.4%が、利用意向があることがわかりました。
 
旅行に行く時期を尋ねたところ、「11月」が22.9%、「12月」が19.5%となり、「全国旅行支援」の期間である12月までに旅行に行きたいという人が51%と、半数でした。あとの半分は、来年以降もしくは未定と回答しています。
 
旅行の宿泊先として1人1泊当たりどの程度の予算を想定しているか聞いたところ、「1~2万円」が37.9%で最も多く、「1万円以下」が26.4%で、2万円以下が6割を超えました。
 
旅行のコンセプトについては、「レジャーを中心に観光名所などを積極的に回る」が63.3%、「ホテルや旅館の中でぜいたくな時間を過ごす」が25.6%で、ホテルステイより観光したいという人が多いです。
 
2年以上にわたるコロナ禍で、ずっと旅行に行っていないという人は、「全国旅行支援」を利用してそろそろ旅行に行きたくなったのではないでしょうか。ただし、旅行サイトによっては、「全国旅行支援」による割引が割り当てられた予算の上限に達した地域があるそうです。旅行を予定している人は早めに申し込んだ方がよさそうです。
 

出典

株式会社イオレ 旅行・レジャーに関するアンケート
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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