更新日: 2022.11.08 暮らし

「手取り11万」一人暮らし、暖房代の目安は月いくらまで?

「手取り11万」一人暮らし、暖房代の目安は月いくらまで?
家賃や食費、光熱費など、月々の生活費は収入に応じて目安が変わってくるものです。例えば、家賃は「手取り収入の3割程度が理想」とされますし、食費も「手取り収入の約15%が目安」といわれています。では、手取り11万円の一人暮らし世帯で、家賃が4万円の物件に住んでいるとしたら、暖房代は月いくらくらいが目安になるのでしょうか。
 
今回は、一人暮らし世帯の平均生活費を基準に、手取り11万円の理想的な暖房代について考察します。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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一人暮らし世帯の平均的な消費支出は?

政府統計の家計調査(2021年度)によれば、一人暮らし世帯の1ヶ月の平均的な生活費用は15万5046円です。
 
このうち、食費は3万8410円、住居費は2万2116円が平均値である中、暖房費を含む水道光熱費は1万1383円が一人暮らしの平均的な金額となります。手取り収入の3割が理想とされる住居費は、この調査では食費より安い金額となっていますが、これは持ち家に住んでいる人も調査に含まれているためです。
 
水道光熱費の1万1383円の内訳は、電気代が5482円、ガス代が3001円、その他光熱費が651円、そして上下水道料が2248円となっています。暖房代を電気代に含まれる料金だと考えると、総消費支出15万5046円のうち、約3.5%が暖房代を含む電気代として消費されている計算となります。
 

手取り11万円の場合の理想的な暖房代は?

手取り収入が11万円の場合、収入のすべてを生活費に回せると想定すると、消費支出も11万円ということになります。平均的な一人暮らしの生活費では、総支出の約25%に当たる3万8410円が食費として計上されていました。これを消費支出11万円で計算すると、約25%の2万7500円が食費の目安として計上される計算となります。家賃を4万円と仮定すると、食費と合わせて合計6万7500円です。
 
一方、暖房代を含む電気代は、政府統計によれば総支出の約3.5%を占めるので、総支出が11万円の場合は約3850円が電気代として計上される計算となります。つまり、一人暮らしの平均値から導き出した場合、暖房代を含む電気代は月々約3850円が理想的な金額になるということです。ただし、政府統計の総支出のうち約3.5%が電気代という数値は、あくまで1年間の平均です。
 
暖房は主に冬季に使う器具です。また、冬季の電気代は寒冷な地域と温暖な地域では大きく異なる上、寒冷地では灯油やガスなどの燃料を用いた暖房も用いられることも考慮しなければなりません。
 
同じ政府統計の家計調査によれば、2022年1~3月における一人暮らし世帯の平均電気代は7749円となっています。2021年の年間平均と比べると2000円以上も高額です。これを考慮に入れると、約3850円という電気代の目安は実態に即していないことが分かります。
 
したがって、手取り11万円の場合の理想的な暖房代は、年間電気代の平均値約3850円から、1000円~2000円くらい上乗せした金額を目安に考えていくことが必要になります。他の生活費との兼ね合いもありますが、平均的な生活費を目安に考えると、手取り収入11万円の一人暮らし世帯では5000円前後が暖房代の目安になるでしょう。
 

金額や割合は目安! 無理のない範囲で実践してみよう


 
一般的な一人暮らし世帯では、総支出の約3.5%、冬場の暖房シーズンでは約5%を電気代として計上しています。手取り収入が11万円の場合も、この数字を目安に暖房を使っていければ理想的です。ただ、ここで示した数字はあくまで平均値から求めた目安に過ぎません。
 
寒さが苦手な人や、日当たりの悪い部屋、窓枠や壁から外気が進入しやすい部屋など、暖房効率が悪く、暖房をフル稼働させても採暖がままならないケースもあるかもしれません。金額や割合は目安として、あくまで無理のない範囲で実践するとともに、経済性と快適性を踏まえた効果的な寒さ対策を心がけましょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 年次(2021年)
総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 四半期
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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