酔った勢いでガチャをぶん回し…。会社員ゲーマーの後悔とおすすめの対応策
配信日: 2023.01.14
しかし、失敗のなかには、後から取り返しのつかないものもあります。本記事では、酔った勢いでお金の失敗をした、ゲーマーの越後さん(仮名)の話を見ていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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酔った勢いで8万円の損失
越後さんは、地方都市で営業として働く20代後半の男性です。学生のころからゲームが好きな越後さんですが、社会人として働くようになり、なかなか自分のする時間が確保できなくなると、気軽に遊べるスマホゲームを楽しむようになりました。
そしてある日、遊んでいたスマホゲームにて期間限定のキャラクターがガチャに封入されると発表されました。能力値も高く、今後のゲーム攻略に必要なキャラだと思われます。とはいえ、最近は家電の新調や友人との旅行で出費が多く、今回はガチャを控えようと決めていました。
そうして仕事も終わった金曜日、珍しく定時に帰宅できたご褒美に自宅にて一人で宅飲みをしていました。見たかった映画の鑑賞を消化しながら飲み続けましたが、おつまみもなくなってきた段階で手持ち無沙汰になりました。そのとき、ふとスマホを手に取り、ゲームを開きました。
ガチャの画面を開き、「やっぱりこのキャラクター強いな」「今後ゲームを続けていくことを考えると、このキャラは持っておきたいよな」などと考えていました。そこで酔っていたこともあり、5000円分だけガチャを引こうと思ってしまったのです。
悪酔いとは恐ろしいもので、これまで頭のなかにあった「ここまでなら引いてもよい」という自分で決めた基準額を完全に忘れてしまっていたのです。そこからは、新キャラクターが出るまで、ひたすら課金を繰り返してガチャを回していました。
越後さんはそこで寝落ちをし、翌朝飛び起きたとき、昨晩のことを思い出して冷や汗を流しました。「昨日のことは夢であってくれ」と思いながら、越後さんはゲームを起動して崩れ落ちました。なんと、合計8万円の課金をしていたのです。
おすすめの対応策とは
その日から、越後さんは酔ったときにはゲーム画面を開かないと心に決めたのだそうです。
今回は出費が重なったこともあり、直前までガチャを我慢していましたが、酒を飲んでしまうと我慢できなくなりました。酔った勢いでは、とにかく自制が効きません。越後さんも酔っていない普段の状態であれば、はまっているスマホゲームといえど、自分で決めた基準額以上の課金はしないそうです。
そのための具体的な対策方法として、「飲み会や一人飲みの際には、ゲーム画面を起動しない」「ゲームが起動できないように、スマホの設定からロックをかける」のもよいでしょう。
本記事の越後さんの事例では、ガチャにお金をつぎ込んでしまったことですが、ゲームにかぎらず酔った勢いでお金を使いすぎてしまったということは、多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか。そのため、自分が何かを我慢しているときにお酒を飲む機会があるのであれば、事前に対策を施しておきましょう。
「お酒を飲んで酔っぱらっても、自制ができるから大丈夫」というのは、酔っていないときだからこそいえることです。通販のショッピングなら返品や取り消しができるかもしれませんが、ゲームにあるガチャのような後から支払いキャンセルできない買い物は、後悔してからでは遅いのです。
我慢するのではなく、遠ざけるのがおすすめ
人は誰しも失敗を犯してしまうものです。その失敗から学び、後から同じ失敗を繰り返さないように努めることが重要なのです。
ただし、事前に防げる失敗なのであれば、できることなら経験せずに済ませたいものです。しかも、その失敗がお金に関することであればなおさらです。お金を無駄遣いしてしまうと、その分の労働や労力までもが無駄になってしまい、そうなってしまったときのショックが大きいからです。
酔った勢いにより発生したお金の失敗を防ぎたい場合は、酔ったときに我慢するのではなくあらかじめ失敗を犯さないように、お金に関するものを遠ざけておくのがおすすめです。本記事の越後さんのような体験をされたことがある方は、ぜひ試してみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部