更新日: 2023.01.12 子育て
近年人気のインターナショナルスクール。学費はいくらぐらいかかるの?
インターナショナルスクールは、実際に通うスクールによって異なるものの、一般的な公立校と比べたら高額な学費がかります。
本記事では、子どもをインターナショナルスクールに通わせるメリットや学費の内訳と相場ご紹介します。また、幼児教育のインターナショナルプレスクールについても説明していますので、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次
インターナショナルスクールに通うメリット
インターナショナルスクールは近年、世界的に人気が高まっており、学校数もかなり増えているようです。学費の高さが目立つインターナショナルスクールですが、次のように通わせるメリットがあります。
(1)高い英語力を習得できる
インターナショナルスクールに通う最大のメリットは、高い英語力を習得できる点です。使用する言語は英語ですから、国内にいながらネイティブレベルの英語力を身につけられます。また、第2外国語を学ぶことでバイリンガルやマルチリンガルの実現も可能です。
(2)小さい頃から異文化や多様性が学べる
インターナショナルスクールには、日本人だけではなく外国人も通っています。外国人教師も多数在籍しているため、日本にいながら海外の文化にも触れることが可能です。友達や先生との交流を通じて異文化に理解を深め、世界へ向けた広い視野をもつことができます。
インターナショナルスクールの学費の相場と内訳
子どもをインターナショナルスクールに通わせた場合の、平均的な学費は200万円程度といわれています。
しかし、中学校や高等学校からというように、いつからインターナショナルスクールに通わせるか、通うスクールの所在地によっても学費に違いが出てきます。
インターナショナルスクールの学費の内訳と相場は、図表1のとおりです。
【図表1】
入学金 | 20~50万円 |
授業料 | 60~300万円 |
施設使用料 | 20〜50万円 |
保護者会費 | 2~10万円 |
教材費 | 20〜50万円 |
※入学金以外は年間
筆者作成
そのほかにも、インターナショナルスクールによっては、給食費やサマースクール代が発生したり、寄附金の支払いが必要になったりする場合もあります。
インターナショナルプリスクールでは条件次第で無償化が適用
幼稚園・保育園の時期から英語を身につけさせたい、小学校からの英語教育に備えさせたいなどの理由から、英語保育を行う施設「インターナショナルプリスクール」に入園希望する方が増えているようです。インターナショナルプリスクールでは、次の条件に該当することによって幼児教育無償化が適用されます。
・インターナショナルプリスクールが「認可外保育施設等」に該当する
・住んでいる市区町村から「保育の必要性の認定」を受ける
上記に該当すれば3~5歳までは月間3万7000円、0~2歳までの住民税非課税世帯は月額4万2000円まで利用料が無償化されます。完全無償化ではありませんが、大きな補助として役立つでしょう。
インターナショナルスクールの受験は学費を確認してから検討しよう
インターナショナルスクールの学費は、日本の学校に通わせるのと比べて多くの費用がかかります。一般的な相場は入学金で20~50万円、授業料で年間60~300万円ですが、このほかに施設使用料や教材費、サマースクール代といった費用や寄附金などがプラスされることを想定しないといけません。
インターナショナルスクールは高い学費がかかるものの、英語教育が身についたり、グローバルな視点が身についたりするメリットがあります。高い英語力を習得できるのに対し、日本語力が中途半端になるリスクはありますが、事前に予算を理解したうえで受験に取り組んでみてください。
出典
内閣府 幼児教育・保育の無償化概要
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部