「推し活」に1ヶ月でかける金額は「5000円未満」が7割! みんなの「推しジャンル」って?

配信日: 2023.01.24

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「推し活」に1ヶ月でかける金額は「5000円未満」が7割! みんなの「推しジャンル」って?
有名人やアニメ、ゲームのキャラクター等、応援する対象にお金を使う活動を「推し活」といいます。最近では、親子で一緒にライブを行くなど楽しんでいるという話も耳にします。
 
消費者庁によると、「有名人やキャラクター等を応援する活動にお金を使う」に「当てはまる」と回答した人の割合は、10歳代後半で42.1%、20歳代で31.8%であり、やはり主に若い世代で推し活をしている人が多いようです。
 
ライブのチケットは1万円ほどかかる場合もあり、チケットを入手するためにファンクラブに入るなど、推し活には何かとお金がかかりそうです。株式会社エイチームフィナジーによる「推し活にかけるお金と節約に関する意識調査」の結果から、推し活にいくらかけているのか、お金を捻出するためにどうしているのか見ていきましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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「アニメ・漫画」「アーティスト」「アイドル」を推している人が多い


「推し」と呼べる存在がいくつあるか聞いたところ、「1つ」だけという人が25.2%、「3つ」が22.7%、「2つ」が19.4%となり、1~3つが主流のようです。一方で、12.2%が「10以上」推しがあると回答しており、推しの対象が多いいわゆる「雑食」の人も1割以上いました。
 
推しのジャンルでは、41.2%が「アニメ・漫画」と回答し、最も多い結果となりました。アニメを見るだけでなく、グッズを買ったりコスプレをしたりする人もいます。次いで「アーティスト」(36.5%)、「アイドル」(35.8%)、「ゲーム」(27.5%)、「YouTuber・Vtuber」(21.8%)が続きます。
 

「推し活」にかけるお金は1ヶ月あたり5000円未満が7割以上

1ヶ月あたりに推し活に使う平均金額で最も多いのは「5000円未満」(39.9%)で、次に多いのが「お金はかけていない」(32.9%)でした。あわせて72.8%が5000円未満と、あまりお金をかけていないことがわかりました。アニメを見たり、アイドルやアーティストの出演する番組やYouTubeを見ていたりするくらいであれば、お金をかけずに楽しめますね。
 
一方で、1ヶ月1万円以上使っている人が14.5%、そのうち5万円以上という人も3.2%と、結構な金額を使っている人もいるようです。
 
推し活による出費を負担に感じている人は40.9%で、負担には感じていない人(57.4%)の方が多いことがわかりました。先に述べたように、推し活の1ヶ月あたりの出費は7割が5000円未満で、うち3割はゼロ円です。そのため推し活に関する出費を負担に感じていない人が多いようです。
 

推し活費は月の上限を決めて使っている人が多い

推し活のための費用を節約するために、工夫していることを聞いたところ、「月に使っていい金額の上限を設定している」が39.4%で最も多い結果となりました。
 
他には「遠征の際の宿泊費や交通費を抑える」(25.7%)、「極力おうちでできる推し活をしている」(19.0%)が上位となりました。
 
また、推し活にかける費用を捻出するために、「食費」(27.1%)、「交通費」(19.7%)、「水道光熱費」(19.0%)、「美容費」(16.2%)、「交際費」(15.8%)などを節約しているようです。
 
なお、推し活の中で一番お金をかけているのは「グッズ費」が40.5%とトップで、次いで「イベント費」が20.4%、「ファンクラブ会費」が8.5%という結果になりました。
 
この調査結果を見ると、推し活は比較的お金をかけずに楽しむことができそうです。テレビや動画を見たり、SNS上でファン同士が交流したりすることなどは、無料で楽しめますね。若い人たちだけでなく、年齢に関係なく「推し」を見つけると、毎日の生活が楽しくなりそうです。
 

出典

消費者庁 令和4年版消費者白書 (1)若者の消費行動
株式会社エイチームフィナジー 推し活にかけるお金と節約に関する意識調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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