更新日: 2023.01.31 子育て

家族でお金の話題は絶対にすべき! 2児の母が断言する理由と「最初の話題」とは

家族でお金の話題は絶対にすべき! 2児の母が断言する理由と「最初の話題」とは
子どもは国語や数学といった学問的なことだけでなく、人間的な付き合い方や上下関係など、さまざまなことを学校で学ぶ。しかし、生きていくうえで必要なことを全て学校だけで学ぶのは不可能だ。
 
そのため、各家庭で子どもたちに教育していくのも重要となってくるだろう。そして、生きていくうえで重要なことのなかには「お金との付き合い方」も挙げられる。
 
ここでは、息子とお金の付き合い方について、頭を悩ませたYさんの話を見ていこう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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お金のありがたみが分かっていない中学生の息子に困惑

Yさんは地方のベッドタウンに家族4人で暮らす40代の専業主婦。中学生の息子と小学生の娘がいる。そんなYさんは、夫とは将来の貯金や教育費について話し合うものの、子どもたちの前ではあまりお金の話をしてこなかったそうだ。
 
「子どもたちの前ではあまりお金の話はしませんでした。息子もまだ中学生ですから、まだ早いと感じていました」
 
しかし、当時のYさんは中学生の息子のお金に対する接し方に不安を感じていた。
 
「もともと、ゲームや漫画をためらわずに購入する子でした。基本的にお小遣いの範囲から出していたので、口出しはしませんでしたが、衝動的に使い切ってしまうことも珍しくなかったですね」
 
また、中学生になると、金銭感覚の緩さが悪目立ちするようになったと語る。
 
「中学生になる頃から、友達同士でどこかに遊びに出掛けることが増えましたね。それ自体は問題ないのですが、『お小遣いが足りない』とねだることも多くなりました。はじめはためらっていましたが、息子が仲間外れになるのもかわいそうだと思い、渡してしまうことも増えました」
 
そうしたなかで、ある転機が訪れる。連絡用にと渡していた息子のスマホ代が急激に高くなったのだ。
 
何に使ったのかと問い詰めると、「友達と電話をしていた」とあっけらかんと言われ、謝るそぶりすらしないことに、Yさんはあっけにとられた。その後も、普段のスマホ代がいくらなのか、今月のスマホ代がどんなに高かったのかを説明しても、あまり反省の色が見えなかったそうだ。
 
さらに次の日には、何も変わらない様子で「友達とご飯を食べに行くから」という理由でお小遣いを催促された。
 
「さすがに私もこのままではいけないと思いました。渡したお小遣いもあればあるだけ使ってしまいますし、最終的には親が全部払ってくれると考えているようでした」
 
これまで、子どもの前でお金の話を避けていたYさんも、息子の将来を危惧し、しっかりと向き合わなければならないと確信した。
 

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基本的に子どもたちに自己管理させるようにした

子どもたちに最低限のマネーリテラシーを身につけさせようと考えたYさんはまず、家族のお小遣いルールを厳格化した。そして、「子どもたちに自分の予算管理をさせること」からはじめたそうだ。
 
「とにかく自分でお金を管理する能力が必要だと感じていました。息子も最初は戸惑っていたものの、先日のことを思いだしたようで、渋々納得していました」
 
新たに設けたお小遣いルールでは、「月の最初に渡す分以外に、お小遣いは渡さない」「文房具や本など勉強に必要な物を購入した際には、レシートを見せた場合のみ、その分だけ勉強代を渡す」など取り決め、しっかりと家族間で共有した。
 

子どもとお小遣いについて話し合い、ルールを見つめなおす

新しいお小遣いのルールを設けてから数ヶ月後、息子がお小遣いのことで相談してきた。どうやら「今のルールではお小遣いが足りないから増やしてほしい」ということだった。
 
「最初は私も断っていました。しかし、『本当に今のお小遣いでは足りない』と力説され、私も今のルールがやりすぎたかと考えなおすようになりました」
 
とはいえ、Yさんもそのまま息子の要望を聞き入れることはしなかったそうだ。
 
「息子の力説もありましたが、そのままお小遣いを増やすことはしませんでした。それでは、これまでと同じで意味がありませんから。そこで、息子に『テストで良い点数をとるたびに、お小遣いを増やしていく』というルールを提案してみました」
 
すると、息子もやる気になったのか、実際にテストで良い点数をとり、お小遣いを上げてほしいと打診してきたそうだ。
 
「私もこのやり方ならば、自分で苦労した分だけお小遣いが手に入るため、息子にとってもお金の接し方が変わる良い機会だと考えています」
 
また、現在小学生の娘に対しても、テストで良い点数をとるたびに、お小遣いを増やす仕組みを導入してみると、これまで以上にお金と勉強に対して熱心に考えるようになったそうだ。
 

家庭でマネーリテラシーを身につけよう

子どもにお金のありがたみを教えるのは、なかなか難しい。働くようになれば自然とお金と向き合うようになるが、子どものうちから働かせるわけにはいかない。また、家計事情を全て子どもに共有することには、抵抗をもつ人も多いだろう。
 
しかし、これから大人になっていくにつれて、自分でお金を管理していく能力は必要不可欠であり、マネーリテラシーを身につけることが重要だ。マネーリテラシーとは、お金と上手に付き合っていくために必要な知識や能力を指し、これは家庭でも十分に身につけることが可能だろう。
 
皆さんもYさんの例を参考に、子どもにマネーリテラシーを身につけさせる取り組みを実践してみてはいかがだろうか。
 
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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