更新日: 2023.02.15 その他暮らし
寒くて「暖房」を1日中つけっぱなし…「電気代」はいくらになる?
そこで、もし1日中暖房をつけていた場合、電気代はいくらになるのか解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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暖房の消費電力が700Wの場合で1日約521円
冷房と暖房では、暖房のほうが高くなります。これは、外と室内の温度差が冬のほうが大きいからです。そのため、短時間の外出であれば暖房はつけっぱなしにしておくほうが節約できます。また、1日中家にいるときは、こまめにオフにするよりもつけっぱなしで自動運転にするほうが電気代を抑えられます。
・電気料金の計算方法
1時間当たりの電気料金は「消費電力(W)×0.001×1kWh当たりの電気代単価(31円※2022年7月改定)」で計算します。エアコンの暖房の消費電力を700Wとした場合、「700W×0.001×31円=21.7円」です。
1時間当たりの電気料金は21.7円になるので、丸一日暖房をつけっぱなしにしたときは「21.7円×24時間=520.8円」という結果になります。つまり、1日中暖房をつけっぱなしにすると520.8円必要です。1ヶ月を31日として、24時間暖房をつけっぱなしにしていた場合、1ヶ月の電気料金は「520.8円×31日=1万6144.8円」となります。
・暖房代を節約するのであれば設定温度は20度に
外から帰ってきたとき、朝起きたときなどは部屋が冷え切っていて、一刻も早く暖めたいと思うかもしれません。しかし、設定温度を高くするほど部屋を暖めるために電気を使うため、電気料金が高くなるので注意が必要です。
環境省では、冬にできる地球温暖化防止対策として暖房の設定温度を20度にすることを推奨しています。風量も弱めにするよりは、自動運転にしたほうが部屋の状態に合わせて調整してくれるので節約することが可能です。
ウォームビズを積極的に
環境省では夏のクールビズのように、冬はウォームビズをおすすめしています。
・服装を工夫して寒さ対策を
前述した設定温度を低めに設定することに加え、服装を工夫するのもひとつの方法です。例えば、手首、足首、首には太い血管が通っているため、この3つを温める服装をすると体が温まります。ひざかけやネックウォーマーを使用する、服の下には機能性素材の下着を身につけるなどすれば、暖房の温度が低くても暖かく過ごすことが可能です。
・暖房をつけっぱなしにする場合の注意点
暖房のつけっぱなしは電気料金が高くなるだけではなく、室内が乾燥してしまいます。夏は湿度が高いと暑さを感じやすいですが、冬は湿度が適度にあることで体感温度が高くなるので、暖房をつけながら加湿するのもおすすめです。加湿器はミニタイプもありますし、ペットボトルで加湿できるタイプもあるので、室内の湿度が40~60%程度になるように調整しましょう。
暖房と加湿器を併用して体感温度アップを
暖房(700Wと設定)を1日中つけっぱなしにした場合の電気代は約521円です。節約のためには、設定温度を20度程度にした上で、風量を自動運転にしておきましょう。また、暖房のつけっぱなしは空気が乾燥するので、加湿器と併用するのもおすすめです。首や手首・足首を温める服装をしたり、下着を機能性素材のものにしたりすると体温を温かく保てます。ウォームビズを積極的に取り入れましょう。
出典
関西電力 省エネについて
Haier エアコンの暖房にかかる電気代はどのくらい?暖房の節電術も紹介!
環境省 ウォームビズ(WARMBIZ)とは
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部