更新日: 2023.02.16 その他暮らし

観葉植物「パキラ」の越冬のためエアコンをつけっぱなし…「電気代」はいくらになる? 越冬のコツも紹介

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

観葉植物「パキラ」の越冬のためエアコンをつけっぱなし…「電気代」はいくらになる? 越冬のコツも紹介
観葉植物の中でも、パキラは丈夫で育てやすい植物です。しかし、観葉植物の多くと同様に寒さにはそこまで強くないため、パキラが日本で元気に冬を越すためには温度管理や水やりに気を使う必要があります。
 
ただ、室温を保つためにエアコンをつけっぱなしにしていると電気代が心配です。この記事では、エアコンをつけっぱなしにしたときの電気代についてと、パキラを元気に越冬させるためのコツやポイントを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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エアコンを1日中つけっぱなしにしたときの冬の1ヶ月の電気代

1時間当たりの電気代は「1時間あたりの電気代=消費電力(kW)×1kWh当たりの電気料金」の式で求められます。
 
消費電力は、エアコンに限らず家電の説明書やカタログなどに記載されているので確認してみましょう。1kWh当たりの電気料金は、2022年7月に公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が改定した「電力料金目安単価」として1kWh当たり31円(税込み)を示していますので、これを基に計算します。
 
6畳用の暖房消費電力が470Wのエアコンを例にしてみましょう。470WはkWに換算すると、0.47kWです。つまり、0.47kW×31円=14.57円となります。これは1時間当たりの電気代なので、1日24時間、30日間エアコンを稼働させた場合、14.57円×24時間×30日で計算すると、1ヶ月の電気代は1万490.4円です。
 
ちなみに、エアコンは室温と設定温度の差が大きくなればなるほど消費電力が大きくなります。夏と比べて冬は温度差が大きくなるため、どうしても冬の方が消費電力は大きくなり、電気代も高くなるのです。
 

エアコンのせいで枯れることも? エアコン使用のポイント

パキラを無事に越冬させるためには、最低5℃以上の温度が必要になります。日本の冬を乗り切るには、エアコンやストーブなど、何かしらの暖房器具で室内の温度が下がりすぎないようにすることが大切です。
 
実は、風速1.0~2.0m/s程度の微風は水の吸い上げ量を増加させ、観葉植物の成長を促進させることがわかっています。そのため、エアコンの使用は単に温度を保つだけではない良い影響があるといえます。
 
ただし、強すぎる風は逆に植物の成長を妨げてしまいます。葉が乾燥するため、葉が傷む、枯れてしまう、害虫がつくなどの原因になるためです。パキラはエアコンの風が直接当たる場所は避けて、エアコンから離れていて微風が当たる程度の位置に置くのが良いでしょう。
 

電気代を抑えてパキラを元気に越冬させるコツとは


 
電気代を抑えたい場合は、サーキュレーターを使うのがおすすめです。屋内でも風の通りがよくなり、自然環境に近づけることができます。また、冬場のエアコンの暖かい空気は部屋の上側に滞留してしまうので、部屋の空気を効率的に混ぜて適温にすることができるのです。
 
もちろん、エアコンと同様にサーキュレーターの風はパキラに直接当てないようにします。冬場は、エアコンの対角線上にサーキュレーターを置いて、エアコンに向けて風を送るのが効果的です。
 
窓の冷気を防ぐために「気泡緩衝材」、いわゆるプチプチを窓に貼る、鉢を発泡スチロールや段ボールの箱に入れて寒さよけにする、などの方法もあります。少しエアコンの設定温度を低めにしたいとき、夜間の寒さが気になるときなどには、パキラの周囲を物理的に冷気からシャットアウトしてしまうのです。
 
ただし、ビニールで覆ってしまうとパキラが呼吸できなくなってしまうため、密閉してしまうのは避けましょう。
 

冬の電気代を節約するには、日光の力を有効活用し、安価な材料での防寒対策をしよう

パキラに日本の冬を乗り越えさせるためには、24時間エアコンで十分に温度管理をできるのがベストですが、電気代の負担が長く続けば精神的な負担も大きくなります。電気代を抑えるためには日中は暖かい窓辺にパキラを置き、冷えてきたら暖かい場所に移動し、安価な材料で冷気を遮断するのが効果的です。
 
ちょっとした手間ではありますが、パキラも生き物なので、一緒に元気に春を迎えられるようにお世話をしてあげましょう。
 

出典

公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Qカタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか?
株式会社豊楽園 パキラ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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