更新日: 2023.03.04 その他暮らし

【実体験】まとめ買いで「損」した! 節約にならない理由と対策を解説

【実体験】まとめ買いで「損」した! 節約にならない理由と対策を解説
食料品などの値上げニュースも相次ぎ、少しでもお得に手に入れるためにまとめ買いをする機会も多いのではないでしょうか。1個当たりの単価を抑えられるのはうれしいですが、場合によっては逆効果になることもあります。
 
そこで本記事では、実体験から損した理由と対策を解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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まとめ買いは節約にならない?

まとめ買いが節約になるかどうかは何度も話題になりますが、結論から言えば買う物や使い方次第で良くも悪くも変わります。
 
例えば、アルコール飲料で以下の商品の種類があったとします。

・1本:150円
・6本セット:750円
・12本セット:1500円

12本セットは2本分得なので、スーパーやお酒専門店でまとめ買いするケースも多いです。確かに毎日1本消費するような場合は、2日分のお金が節約できるメリットがあります。ただし、実際はそのようにうまく事が運ぶかどうか怪しいパターンも多いです。
 
というのも特にお酒が好きな人だと、在庫があるだけ消費する量が増えてしまう可能性があるからです。在庫が1本だとそれしか飲めませんが、6本や12本あれば「もう1~2本くらいいいよね」となりがちです。
 
筆者もまとめ買いした結果、飲酒量が増えてしまい、支出も増えてしまった経験があります。たくさん買いたい場合は別にして、節約が目的の場合は本末転倒です。それぞれのライフスタイルにもよるため一概に言えませんが、特に嗜好品のまとめ買いは節約にならずに損する可能性があるので注意してください。
 
嗜好品だけでなく、趣味娯楽などは削減余地があります。総務省統計局の家計調査報告「2022年(令和4年)12月分、10~12月期平均及び2022年平均」によると、2022年平均の消費支出のうち「教養娯楽」費用は前年比実質で8.2%増えました。
 
もちろん、これらが全て無駄というわけではありません。ただ節約重視で見ると、旅行費用等の場合は「今すぐなくては困るもの」ではないことが多いので、見直すことで家計の負担が軽減されるかもしれません。
 

まとめ買いが節約になるパターン

まとめ買いで得をするパターンもあります。
 
例えば、乳幼児の子育てをしていると、毎日何枚も紙おむつを消費します。場合によっては1ヶ月で300枚近くになることも少なくありません。大容量タイプでも50~60枚程度なので5~6袋くらい買う計算になります。これを在庫が切れる度にドラッグストアなどに行き、1袋ずつ買っていると時間と手間がかかります。ただでさえ子育ては時間に追われて大変です。
 
子育てグッズは嗜好品と違って「なくてはならないもの、今後も買うと分かっているもの」です。嗜好品の場合と違って、在庫がたくさんあるからわざわざおむつを何度も交換する人はほとんどいません。
 
生活必需品だからこそ、まとめ買いで1個当たりの支出を減らすのは大切です。
 

まとめ買いで得する対策

実際に店舗に行ってまとめ買いもできますが、自動車などがないと購入した商品を持ち帰るのも大変です。子どもと一緒に外出する準備や手間を考えると、他に特に用事がない場合は通販も活用しましょう。
 
Amazonなどの通販サイトでまとめ買いしたり、定期便を使ったりすると安くなることもあります。商品割引キャンペーンが開催されている情報などをSNSで発信している人もいるのでチェックしてみてもいいかもしれません。ただし、中には本当かどうか怪しい情報もあるので注意しましょう。
 

まとめ

本記事ではまとめ買いで損した筆者の実体験をもとに、節約にならない理由や対策を解説しました。

・在庫があったら消費しやすい商品のまとめ買いは避ける
・育児グッズなど絶対に必要な生活用品はまとめ買いする
・通販も活用して買い物を効率化する
・キャッシュレス決済のポイント還元キャンペーンなども活用する

まとめ買いに向くものもあれば向かないものもあります。それぞれの性格やライフスタイルにも左右される部分が多いので、自分はどのタイプなのか考えるのも良いかもしれません。
 

出典

総務省統計局 家計調査報告 「2022年(令和4年)12月分、10~12月期平均及び2022年平均」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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