更新日: 2023.03.16 その他暮らし
つい買ってしまうカフェのコーヒー代。節約しても年間15万円程度? ストレスでやめられない場合はどうすればいい?
そこで本記事ではラテマネーの過度の節約は逆効果なのか、やめられない場合の対策を解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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一生懸命節約しても年間15万円程度?
ラテマネーとは米国で生まれた概念で「ラテ1杯分くらいの出費」こそ、節約する上では無視できないとされています。
ラテマネーを節約すれば、家計の見直しや資産形成につながるといわれることもありますが、果たして本当にそうなのでしょうか?
例えば、カフェでコーヒーが1杯550円(税込)で販売されていて、1日1杯、毎日欠かさず平日(週5日)の出勤前に注文して飲んだとしましょう。
年間の出費は「550円×20日×12ヶ月=13万2000円」です。土日も欠かさず注文する場合は「550円×30日×12ヶ月=19万8000円」かかります。
ラテマネーはコーヒーだけではありません。
●自販機で買うペットボトル飲料
●コンビニでつい買ってしまうアイスやお菓子
●雨の日のビニール傘
これらを無計画に買っていると、ラテマネーに含まれるケースもあります。
総務省統計局の調査によると、2022年の2人以上の世帯の消費支出は1世帯当たり約29万円で、そのうち3割近くの約8万円が食料品です。ラテマネーは食料品以外にも含まれるので一概にはいえないものの、節約できたら効果は大きいですね。
それぞれ1回あたりの金額は小さいですが「塵も積もれば山となる」という言葉もあります。積み重ねると意外に大きな金額になることも少なくありません。
ラテマネーの節約がストレスになることも
ラテマネーを節約する方法として
●コーヒーや紅茶はスーパーでティーバッグをまとめ買い
●マイボトル(水筒)にお茶を入れて持ち歩く
●安易にコンビニに行かない
●折りたたみ傘を常に携帯する
●使っていないサブスクサービス(動画や音楽など)は解約する
などが考えられます。
一つひとつは地味かもしれませんが、仮に15万円程度のお金が浮くと、それを水道光熱費や旅行、投資の元手資金などほかに使うことができます。
そう考えると、ラテマネーの節約は無視できません。
ただし、中には節約がストレスになってしまうこともあります。毎朝カフェに行くのが楽しみなのになくなるのは辛い、毎日水筒を洗うのは大変と感じることもあるかもしれません。
せっかくラテマネーを節約しても、ストレス解消のために、ほかのところで支出が増えたら本末転倒です。
「毎日行くのはやめるけど、週2回は気分転換も兼ねてカフェに行く」といった具合にうまくご自身でバランスをとっていきましょう。
ストレスでやめられない場合は?
さきほどのコーヒーの事例では、一生懸命節約しても年間15万円程度浮くくらいです。100万円以上の単位で節約できるわけではありません。
ラテマネーの節約だけがんばっても、根本的な解決にはつながらないこともあります。「カフェ通いをやめるのは無理! ストレスでしかない」という場合は、ほかの部分で節約に取り組みましょう。
節約にも限界があります。その場合は支出の見直しだけでなく、収入を上げていくことも検討しましょう。15万円を削るのではなく稼ぐ考え方ですね。
今は副業を解禁する企業が増え、本業以外にも収入源を持つことが珍しい時代ではなくなりました。年間の副業所得が15万円だと、原則確定申告をする必要もありません。
ラテマネー分を補う意味で、副業を始めるのも1つの方法です。
まとめ
今回は、ラテマネーを節約してもあまり効果がない可能性と、ストレスでやめられない場合の対策を解説しました。
塵も積もれば山となるので節約は無意味ではありませんが、過度の節約はストレスを増やして逆効果になってしまいます。
節約だけでなく、副業などで収入を増やすことも検討してみましょう。
出典
総務省 家計調査-2022年(令和4年)12月分、10~12月期平均及び2022年平均-
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部