子どもにさせたい「習い事」の第2位はプログラミング教室。相場はどのくらい？

近年、子ども向けプログラミング教室の人気が上昇しています。子どもにプログラミングを習わせたいけど、費用に関する不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。本記事では、子ども向けプログラミング教室の費用と、習い事にかかるお金の相場について解説します。

子どもに習わせたい習い事の第2位は「プログラミング」

株式会社イー・ラーニング研究所（大阪府吹田市）が、2022年12月に子どもをもつ親395人を対象に行った調査「2022-2023年：年末年始の習い事に関する意識調査」によると、子どもに習わせたい習い事ランキング1位は英語・英会話、2位がプログラミングでした。子どもに習い事をさせる理由としては、約8割の方が「将来のため」と答えています。
 
また、親が将来子どもになってほしい職業1位が経営者、2位がプログラマー（SE）・ゲームクリエイターという結果でした。「将来、プログラミングを駆使した仕事に就いてほしい」という希望をもつ親の多さが、子ども向けプログラミング教室の人気が高まっている要因のひとつでしょう。
 

プログラミング教室に必要な費用とは

プログラミング教室の費用相場は、各教室の方針や選ぶコースで異なるため、費用だけを見て比較できません。
 
例えば、プログラミングに触れて遊ぶことを目的としたカリキュラムの教室もあれば、将来プログラマーとして稼げるようにカリキュラムを組んでいる教室もあります。利用者が求めるレベルに応じて費用が大きく異なるため、単純に費用の相場を計算することは難しいでしょう。
 
ただし、一般的に入会金の相場はある程度決まっており、教材費で大きく費用が異なるパターンが多いようです。また、授業料に関しても月額制、都度払い、チケット制などのパターンがあるので、はっきりとした相場がありません。以下に各費用の目安を記載しているので、ご参照ください。
 

【各費用の相場】

入会金：5000～1万6500円
教材費：1000～6万円
授業料：月6000～8万8000円（通学回数、コースにより異なる）
その他費用：機材レンタル費など

 

無料のサービスを活用する

多くのプログラミング教室で無料体験講座を開催しているため、一度参加してから利用について判断するとよいでしょう。親が「子どもにプログラミングを習ってほしい」と思っていても、子どもに学ぶ意欲がなければ意味がありません。無料体験講座に参加することで、子どもの適性を見極められます。
 
また、毎月1回目は無料、教材費は無料、といったサービスを提供しているプログラミング教室もあります。
 

子どもの習い事にかけるお金の相場は

株式会社バンダイ（東京都台東区）が3～6歳の未就学児と小学生の子どもをもつ親700人を対象に行った調査「子どもの習い事に関する意識調査」によると、子どもの習い事にかける費用の平均は1万3607円という結果でした。
 
最も金額が高い学年は小学5年生で、子どもの学年が上がるごとに費用が増加する傾向があります。子どもの習い事の費用は、世帯の手取り月収の5%以内が理想とされており、それ以上のコストをかけると家計を圧迫する可能性もあります。子どもの習い事にかける費用は、一般的な平均値ではなく各家庭の収入に応じて決めましょう。
 

まとめ

子どもの習い事として人気が上昇しているプログラミング教室。将来の仕事に役立てるために習ってほしいと思う親が多いようです。プログラミング教室の費用は入会金、教材費、授業料がメインで、スクールの運営会社によって金額が大きく異なります。
 
子どもの習い事にかける費用は手取り収入の5%程度が理想とされており、家計を圧迫しない範囲で支払いましょう。多くのプログラミング教室で無料体験講座を開催しているので、一度体験して子どもの適性を判断することをおすすめします。
 

出典

株式会社イー・ラーニング研究所 2022-2023年：年末年始の習い事に関する意識調査
株式会社バンダイ 子どもの習い事に関する意識調査
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部