更新日: 2023.04.02 その他暮らし
同棲で「金銭的にラクになる」のは少数派? 同棲を考えたらおすすめしたい節約方法
そこで今回は、同棲で節約するポイントについて解説します。これから同棲を始めようと考えている人、あるいはすでに同棲しているものの、なかなかお金が貯まらないという人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
同棲は金銭的に楽になる?
株式会社AlbaLinkが2022年10月に実施した「同棲のメリット・デメリットに関する意識調査」(調査対象:恋人との同棲経験がある500人)によると、同棲して良かったことの理由に「金銭的にラク」と回答した人は30人で、全体の7%であることが分かっています。
家賃や生活費を折半できたり、毎日一緒にいられるようになるためデートにお金をかけなくてよくなったりしますが、そのメリットが大きいことを理由に挙げる人は少数派です。
どちらかが実家から出た場合などは、メリットを感じにくいでしょう。また、1人暮らし同士が同棲しても、節約を意識していないと、週末ごとに出掛けたり外食が増えたりして、出費がかさんでしまう可能性もあります。
同棲での節約ポイント
同棲して上手に節約すれば、出費を大きく減らして貯蓄しやすくなり、結婚に向けた準備もしやすくなるでしょう。以下では、同棲した際の節約ポイントを3つ紹介します。
1.目標を立てて逆算して貯金する
同棲を始める際には2人で目標を立てて、逆算した貯金を行いましょう。その際、「いつまでに・何のために・いくら」を明確にしてください。
例えば、「2年後結婚式を挙げるために300万円貯める」と目標を立てた場合は、そこから逆算して毎月の貯金額を決めます。
しっかり貯めていくポイントは、お互いがそれぞれ貯めるのではなく、同じ場所に「見える化」して貯めることです。相手に見えていないと、「今月はきついから来月まとめて貯めよう」と後回しが続いて、いずれ大きな金額が足りない事態になりかねません。そうなると2人の関係性も悪くなってしまうため、事前に対策しておきましょう。
2.固定費を抑える
毎月必ず出る固定費を抑えることも、第一に考えるべきポイントです。固定費を見直せば、食費や娯楽費などの「がまんする節約」を減らせます。
最も大きな固定費は家賃。「2人で折半になるから少しいいところに住む」という考えには注意してください。家賃10万円の家に住むか、6万円の家に住むかで、毎月4万円もの差が出てきます。年間48万円です。2年住めば100万円近く節約できると考えたら、とても大きな金額です。
そのほかにも固定費には、スマホ代や保険料なども含まれます。格安SIMに乗り換える、不要な保険は解約するなど、同棲を1つのきっかけとして、毎月必ず出る出費を見直してみてください。
3.自炊を心がける
固定費以外の節約ポイントとしては、食費の削減が大きいです。料理があまり得意ではない人にとって、毎日の自炊は大変に感じる人もいるかもしれません。
しかし、平日のお昼や毎週末を外食にしていたら、金銭面だけでなく健康面でも良くないでしょう。
今では作る料理分の材料が自宅に届くようなサブスクリプションサービスもありますし、スーパーにも材料と混ぜて炒めるだけという簡単な合わせ調味料がたくさんあります。
どちらか一方の負担が大きくならないよう、お互いに協力しあって自炊を心がけてみてください。
まとめ
同棲中のお金問題は、放っておくと2人の関係を悪くしてしまう可能性もあります。いつか話し合って考えていこうの「いつか」は、いつまでも訪れません。
ぜひこの記事を読んだタイミングをきっかけに、一度時間を作って話し合ってみてください。
出典
株式会社AlbaLink 同棲のメリット・デメリットに関する意識調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部