
新聞奨学生はとはどのような制度なのか、メリットにはどのようなものがあるのか解説していきます。

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)
行政書士
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。
新聞奨学生という制度の概要
新聞奨学生とは、奨学会が学生本人の学費を立て替え、本人は新聞販売所で働き得られる給与から学費を返していくという制度です。
一般的によく利用されている奨学金制度は借りたお金を卒業後に返済することになるのに対し、新聞奨学生の場合は借りたお金を在学中に新聞販売所で働きながら返済するということになる点で違いがあります。細かい点は新聞社によって異なりますが、働きながら借りた学費を返済していくという基本的な制度に違いはありません。
とはいえ、新聞の発行部数が年々減っていることに伴って新聞奨学生の数も減っているようです。新聞販売所で働く学生は年々減っていき、18歳以上の利用者の数は2022年では3747人と2001年に比べて23%程度にまで減少しています。今後も新聞奨学生の数は増えずに減っていく可能性が高いでしょう。
新聞奨学生のメリットは?
新聞奨学生においては卒業後奨学金を返済しなくても済むというようなメリットの他に次のようなメリットがあります。
支援制度が充実している
新聞社によっては新聞奨学生に向けて家賃無料の寮や食事が用意されていることもあり、極力お金を気にすることなく学生生活が送れるような支援が充実しています。学費以外にも支援を受けられることは新聞奨学生における大きなメリットです。
生活リズムが一定に保てる
新聞奨学生は基本的に決まった時間に仕事をしなければなりません。普段の生活はもちろん長期休みでも生活リズムを崩すことなく常に一定のリズムで生活することができます。
就職活動でアピール材料が増える
新聞奨学生としての生活は心身ともに負荷が強く、生半可な気持ちでは続けることができません。働く場所などにもよりますが日の昇らないうちから仕事、その後は学校へ、そして夕方はまた仕事と一般の学生に比べて自由な時間が非常に少ないです。
新聞奨学生を続けられるということは自分を律しながら努力ができることの証しともいえ、就職活動のアピール材料として用いることができます。また、新聞社によっては推薦状を発行してもらうことができ、就職活動において有利に作用することもあるようです。
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新聞奨学生にはほかにないメリットがあるが安易に利用するべきではない
新聞奨学生には学生支援のための多くのメリットがあるものの、制度の利用自体は慎重に考える必要があります。働いて給料をもらいながら学校に通うことになるため、日々の生活は必然的にハードになります。また、新聞社によって詳細な内容も異なります。
もし、新聞奨学生について気になっているのであればしっかりと制度の詳細について確認し、一般の奨学金とも比較し、学校を無理なくより確実に卒業できるという方を選択するようにしてください。
執筆者:柘植輝
行政書士