更新日: 2023.04.10 子育て

【2人目の壁】大学進学も考えると「4000万円」必要!? 子ども2人の「経済負担」はどのくらい?

【2人目の壁】大学進学も考えると「4000万円」必要!? 子ども2人の「経済負担」はどのくらい?
もう1人子どもがほしいと考えていても、生活費や教育費、仕事や育児環境などを総合的に考えるとためらってしまうことを、一般的に「2人目の壁」と呼びます。
 
・仕事への影響
・育児をする体力やメンタルへの影響
・第1子を育てるのに精いっぱい
・出産や育児をする自分やパートナーの年齢
 
2人目の壁には、上記のような理由もありますが、最も多いのは「経済的な理由」です。そこで本記事では、子どもが1人と2人で経済的な負担はどのくらい変わるのか解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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2人目の壁を感じる人は75%以上

公益財団法人1more Baby応援団の「夫婦の出産意識調査2022年」によると「2人目の壁は存在すると思う」と回答した人が75.8%に達しました。男性は68%、女性は78.6%の人が「存在すると思う/どちらかといえば存在すると思う」と回答していて、女性のほうが「2人目の壁」を意識する割合が高くなっています。
 
また、2人目の壁を感じる理由は「経済的な理由」が73.1%と最も高く、「心理的な理由」も42.4%と高い傾向があります。
 
2人目以降を考えるとき、お金の問題さえ解決すれば良いわけではなく、仕事や育児環境、周りとの関係などさまざまな要因が複雑に絡み合っていることが分かります。
 

育児で最も影響が大きい教育費

子育てにはさまざまなお金がかかりますが、最も大きな割合を占めるといっても過言ではないのが教育費です。「幼稚園や保育園から大学卒業までに3000万円くらいかかる」などと言われることも多く「そんなに必要なのか」と不安になるかもしれません。
 
結論からいえば教育費に正解はありません。

・幼稚園か保育園か
・公立か私立か
・文系か理系か
・自宅から通うのか、マンション等を借りて通うのか
・制服や教材、備品などの負担の有無
・修学旅行等の積立金の有無
・学費は全て親が負担するのか、大学などは子どもにも負担してもらうのか

それぞれのライフステージで判断が分かれるポイントも多く、金額面も大きく変化するからです。
 
とくに、高校を卒業すると大学に進学する場合、日本政策金融公庫の「令和3年度教育費負担の実態調査結果」によると、大学入学費に約80万円、在学費用に1年あたり約150万円かかるとされています。4年間通う場合は総額約700万円です。
 
高校入学から大学卒業までにかかる教育費は子ども1人あたり平均で942万円です。これが私立大学の場合はさらに増えます。私立大学で理系の場合は約1083万円かかるとされ、高校以上だけみても1000万円近くかかる可能性があります。
 
少し多めに見積もっても幼稚園や保育園から大学卒業まで2000万円くらいかかると考えておいたほうがいいかもしれません。
 

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1人と2人で負担はどう変わる?

単純計算しても子どもが1人増えると経済的な負担は「2倍」になります。1人の場合に2000万円かかるなら4000万円に増えます。もちろん実際にはさまざまな要因が絡み、環境の変化や1人目の育児の学びや反省等から2人目のときに方針が変わることもあります。
 
子ども自身が「公立ではなく私立大学に行きたい」「海外に留学をしたい」と望む可能性もあります。そのため、親が想定する金額と実際に必要な金額に大きな差が発生することも考えられます。
 

まとめ

今回はもう1人子どもがほしいけど経済的な負担はどう変わるのか、どのくらいお金がかかる可能性があるのか解説しました。
 
ソニー生命保険株式会社が行った「子どもの教育資金に関する調査2022」では未就学児の親に、子どもが小学生から社会人になるまでに、教育資金はいくらくらい必要だと思うか質問した結果、平均予想金額は1377万円となりました。2000万円以上かかると回答する人も約34%いて、それくらい教育費がかかる、かけたいと思う人が多いことが分かります。
 
少なく見積もるのではなく「自分が思うよりも多くかかるかもしれない」と考えたほうが良いかもしれません。
 

出典

公益財団法人1more Baby応援団 夫婦の出産意識調査2022年
日本政策金融公庫 令和3年度「教育費負担の実態調査結果」
ソニー生命保険株式会社 子どもの教育資金に関する調査2022
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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