更新日: 2023.04.13 その他暮らし

1人暮らしの「引越し代」を安くする方法は? 相場は「5万8000円」!

1人暮らしの「引越し代」を安くする方法は? 相場は「5万8000円」!
転勤で引っ越しをすることになったけれど、給与も少なく貯金もあまりないので、できる限り引っ越し代を安くしたい。このように考える人も多いかもしれません。そこで本記事では、一人暮らしの引っ越し代を安くする方法や節約のコツを筆者の実体験も踏まえて説明します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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一人暮らしの引っ越し代はいくらかかる?

筆者の体験になりますが、引っ越し代は7月頃に同じ都道府県内で引っ越しした場合は約4万5000円、4月末頃に別の都道府県に引っ越しした場合は約6万5000円でした。
 
「引越し侍」を運営する株式会社エイチームライフデザインの「引越し定点調査(2022年2月号)」によると、単身者の引っ越し平均金額は2021年は約5万8000円となっています。
 
実際は荷物の量や引っ越し時期、距離等によって変化しますが、4万円から6万円くらいかかることが多いです。荷物が多い場合や3月や4月などの繁忙期は8万円から10万円近くかかることもあります。
 

複数の業者から見積もりをとる「相見積もり」で比べる

一人暮らしは敷金や礼金だけでなく、前家賃や仲介手数料、火災保険料などを払い、家具の買いそろえにもお金がかかります。そのため「できる限り引っ越し代を抑えたい」と考える人も多いです。具体的にどのように節約すればいいのでしょうか。
 
プロの引っ越し業者に依頼する場合は、できる限り複数の会社から見積もり(相見積もり)をとりましょう。
 
引っ越し代は明確な定価や相場がないので、仮に全く同じ条件で引っ越しする場合でも数万円単位で金額に差が出ることも少なくありません。複数の会社から見積もりを出してもらうことで比較検討することができ、必要に応じて価格交渉もできます。
 
ただし交渉の際は「他社はもっと安くしてくれているのにできないんですか?」などと高圧的な態度で臨むことはくれぐれも控えましょう。細かい事情や料金体系は会社ごとに異なりますし「それなら他社へどうぞ」と言われて終わってしまいます。
 
家族や友人に引っ越し業者を紹介してもらうのも一つの方法です。紹介制度やリピート制度で割引してくれたり、割引が難しくても本来オプションで別料金が発生するサービスを無料で付けてくれたりすることもあります。
 
引っ越し予定日まで余裕があって、荷物が多い場合は特に検討してみましょう。
 

単身パックや宅配便を使う

荷物が少ない場合は単身パックや通常の宅配便の利用も検討してみましょう。運べる荷物量に限度はありますが、料金を安く抑えられます。
 
例えば、日本通運の「単身パックSサイズ」の場合、約2万円から利用できます。ヤマト運輸の「ヤマトホームコンビニエンス」の場合、東京‐大阪間(集荷とお届けともに平日の場合)であれば約3万円で運んでくれます。
 
さらに荷物が少ない場合は、通常の宅配便として送ることもできます。例えば、1箱当たりの配達料が2000円かかる場合、10箱送っても2万円です。
 

自分で荷物を運ぶ

レンタカーを借りて自分で荷物を運ぶ方法もあります。
 

●荷物が少ない(自分で運べるものが多い)
●引っ越し距離が短い(最大1時間程度)
●近くにレンタカーのお店がある

 
なんといっても自由度が高いのは大きなメリットで、上記のような場合は引っ越し代をかなり安く抑えられる可能性があります。
 
ただし、レンタカーの手配から荷物の梱包、当日の運搬など全て自分で行う必要があり、時間や手間がかかります。また、プロの業者が作業をするわけではないので、特に家具などの大きな荷物の運搬中に伴うけがや、退去する部屋や新居の床や壁を傷つけてしまうなど安全面のリスクやデメリットが大きくなります。
 
レンタカー代やガソリン代、引っ越し荷物の修理代などで結局お金がかかり、最初から引っ越し業者に任せたほうが安かったということにもなりかねません。
 
遠距離で引っ越しをする、忙しくて準備する時間がない、安全面が気になるといった場合は無理に自分で行わずにプロに依頼しましょう。
 

まとめ将来の引っ越しに向けてできること

今回は一人暮らしの引っ越し代を安くする方法があるのか解説しました。引っ越し代は、距離はもちろん、荷物の量によって大きく変わります。いますぐ引っ越しする予定はなくても、特に転勤族の場合は「日頃からできる限り家の中の物を減らす、置かない、あまり増やさない」ことを心がけるのも大事ですね。
 

出典

株式会社エイチームライフデザイン 引越し定点調査(2022年2月号)

日本通運 引越し単身パックS・L

ヤマト運輸 単身引越し

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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