更新日: 2023.04.15 その他暮らし
買えるのは月だけじゃない!買える惑星と販売価格を紹介
本記事では、月や惑星の購入方法や購入する際の注意点、購入可能な惑星の値段を表で解説します。月や惑星の土地を購入するかどうかを検討している方は、ぜひご覧ください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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月や惑星の土地を買うことは可能?
結論からいうと、月や惑星などの土地権利書については購入が可能です。日本では、ルナエンバシー社の代理店であるルナエンバシージャパンが月や惑星の販売を請け負っており、公式サイトから注文することができます。
法律的には、月や惑星の販売には、さまざまな解釈がある状況です。もともと国際連合の「月その他の天体を含む宇宙空間の探査及び利用における国家活動を律する原則に関する条約(略称)」と「月その他の天体における国家活動を律する協定」という二つの法律により、天体や宇宙空間を国家が所有することは禁止されています。
しかし、ルナエンバシー社の創設者であるデニス・M・ホープ氏は、民間企業での所有については言及がないという盲点をつき、合法な形で月の土地販売をスタートしました。
自分用や贈り物として月の土地を購入
月の土地は、自分用としてはもちろん、贈り物としても活用されています。誕生日や結婚、出産祝いといったプレゼントとして、世界中で多くの方に購入されています。
月の土地購入は、サッカーのグラウンド1個分に相当する1エーカーから可能です。3000円ほどで月や惑星の土地を購入できる手軽さも、人々の関心を集める要因となっています。
月や惑星の価格を表で解説!
購入できる月や惑星の価格は、以下のとおりです。
価格 | 購入場所 | |
---|---|---|
月 | 2700円~ | Lunar Embassy Japan公式サイト |
火星 | 34.99ドル~ | アメリカのThe Lunar Embassy公式サイト |
金星 | 34.99ドル~ | アメリカのThe Lunar Embassy公式サイト |
水星 | 34.99ドル~ | アメリカのThe Lunar Embassy公式サイト |
冥王星(全体) | 25万ドル | アメリカのThe Lunar Embassy公式サイト |
※Lunar Embassy Japan公式サイト、The Lunar Embassy公式サイトより著者作成
2023年3月時点では日本のオフィシャルサイトで購入できる土地は月のみですが、アメリカのサイトでは火星・金星・水星なども購入可能です。
月や惑星を実際に購入したらどうなる?
実際に土地を購入すると、契約から登記まで、さまざまな手続きを行わなければなりません。では、月や惑星の土地を購入した場合は、どうなるのでしょうか。
実際に購入する前に確認しておきましょう。
土地に固定資産税はかかる?
土地を購入した場合には、毎年、固定資産税を支払わなければなりません。月や惑星の土地も同様に、固定資産税はかかるのでしょうか。
ルナエンバシージャパンによると、月や惑星の土地を購入した場合に、固定資産税や土地の維持費用などを支払う必要はありません。月や惑星は、特定の国や個人が所有するものではないため、課税や維持の対象にならないのです。
購入する際の注意点を解説!
まず、日本・アメリカどちらのルナエンバシーのサイトでも、購入できる土地に法的な効力は一切ない、と記載されていることを念頭に置いておきましょう。
IAU(国際天文学連合)の声明「星と星の名前の購入」によると、月や惑星などの土地を販売することに、公的効力はまったくないとされています。
また、ルナエンバシージャパンの見解も、月や惑星の土地の権利書は「日常生活の中の土地所有や土地売買の延長でお考え頂きますと無理のある商品」というものです。オフィシャルサイトにもあくまで「夢のある商品」として紹介されています。惑星や月の土地の購入については「未知の土地を買うロマンを楽しむ娯楽」として捉えた方がよいのかもしれません。
月や惑星は購入可能だが、法的効力はない
月や惑星の購入は、あくまでも夢を買うものとして捉え、正式な法的効力のないことにはしっかり留意しておきましょう。
しかし、これまでに、有名人を含め世界中の方が購入しているように、月や惑星の土地購入にロマンを感じる人はとても多いといえます。値段やメリット、注意点などに納得できれば、購入を検討してみてもよいのではないでしょうか。
出典
The International Astronomical Union (IAU) Buying Stars and Star Names
ルナエンバシージャパン
ルナエンバシージャパン 権利書に有効期限はありますか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー