更新日: 2023.04.18 その他暮らし

犬にかかる費用は?犬種ごとにかかる費用、比較してみました!

犬にかかる費用は?犬種ごとにかかる費用、比較してみました!
ペットを家族の一員として迎え入れて、大切な存在として扱っている家庭は少なくありません。もっとも多く飼われているペットは犬です。
 
犬を飼う場合にかかるとされる平均的な費用や、犬種によって異なる費用、意外にかかる出費についても説明します。
FINANCIAL FIELD編集部

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ペットにかかる医療費

ペットを飼うと、費用がかかります。ペットに関わる大きな出費のひとつが、医療費です。2022年の統計では、犬の平均寿命は14.76歳となっています。年々、犬の平均寿命は延びており、長生きになってきています。
 
長生きということは、高齢化が進み、医療費もかかることになります。犬を飼う際には、普段の食費や日用品以外に、医療費がかかってくることも念頭に置く必要があります。
 
犬を飼っている場合、2022年の診療費の1ヶ月平均は4653円で、2017年の統計数値と比べると、1300円ほど上昇しています。
 
もっとも診療費が高いとされる2種類の犬種についてみていきましょう。
 

1位 フレンチ・ブルドッグ

診療費が高いとされる犬種の1位は、フレンチ・ブルドッグです。年間の平均診療費は12万7502円です。
 
フレンチ・ブルドッグはフランス原産で、オスでも9~14kg程度の小型犬です。ブルドッグの祖先やアランと呼ばれる犬種、闘犬としても知られているマスティフ種と関係があるとされています。小型で筋肉質な体つきと、独特の鼻という愛嬌(あいきょう)のある外見と、社交的で遊び好き、かしこいという性格もあって、日本でも人気が高い犬種です。
 
フレンチ・ブルドッグの顔の特徴である短い鼻は、短頭種と呼ばれています。短頭種は、口腔(こうこう)の面積が狭く、熱を逃がしにくいつくりとなっていることから、ほかの犬と比べて熱中症のリスクがとても高いことが、診療費が高い理由と考えられます。
 
フレンチ・ブルドッグは、暑さだけではなく寒さにも弱い犬種であるため、体調管理のために飼い主が留守の間も冷暖房を使う必要があるなど、光熱費がかかることにも注意しましょう。
 

2位 キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

2番目に診療費が高いとされている犬種は、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルで、11万8638 円です。
 
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルはイギリス原産で、5.4~8kgの小型犬です。キング・チャールズ・スパニエルの変種で、優雅でなめらかな長毛の外見が特徴となっています。運動好きで明るく、友好的な性格もあり、無駄ぼえも少なく、飼いやすい犬種として人気があります。
 
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルという犬種は、僧帽弁閉鎖不全症の発症が多いことや、短頭種の血統が加えられているため、呼吸器の疾患である、短頭種気道症候群にかかりやすいという特徴もあります。
 

犬を飼う際にかかる意外な費用とは?

犬を飼育するのに必要な経費は、1年間の平均で30万6801円となっています。費用のうち、もっとも高い項目はフードとおやつで、5万2497円です。
 
ペットの健康を考えたサプリメント代、医療費を抑えるためのペット保険代や、旅行などで不在にするときに利用するペットホテル代、洋服代、防災用品代、留守のときにも快適に過ごすための光熱費など、食費や日用品以外にも出費が発生します。ペットを飼うには、さまざまな出費が伴うことも知っておきましょう。
 

犬の飼育にかかる費用を知っておこう

犬を家族の一員として、大切にしている人もたくさんいるでしょうし、犬を飼おうか、検討している人もいるでしょう。
 
犬は、飼う犬種によってかかりやすい病気などが違うため、医療費に大きな差が生じることもあります。家族であるペットが快適に暮らすためには、意外な出費もあることを、知っておくことが大切です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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