更新日: 2023.04.22 その他暮らし
母の日プレゼントも削減傾向? 物価高騰時代の贈り物の予算はどのくらい?
グルーヴ株式会社が運営する「母の日.me」が2023年3月に実施した「母の日に関するアンケート」(調査対象:10~70代の男女1047名)によると、回答者の約1割が「母の日のプレゼントにお金をかけない」と回答しています。給料が上がらないことに加えてインフレも起こっていることから、プレゼントに回せるお金が減っていることが大きな要因として考えられます。
本記事では、物価高で生活が苦しい中でも、母の日に喜んでもらえるプレゼントを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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母の日のプレゼント予算が減少
「母の日.me」のアンケート調査によると、「母の日ギフトにかけられる予算はいくらですか?」という質問に対して、「お金をかけない」と回答した人は10.4%でした。
2022年度のアンケート調査では、「お金をかけない」と回答した人の割合が2.9%であったことを考えると、プレゼントに割く予算が減っていることが見て取れます。
まずは、母の日のプレゼント予算が減少した大きな要因を解説します。
物価高による生活苦
ウクライナ情勢や円安などの影響から、物価高が続いています。
総務省統計局の発表によると、2023年2月分の消費者物価指数は「前年同月比3.3%の上昇」となっています。
特に、ガス代は10%以上の上昇となっていることから、普通に生活しているだけでも支出が大きく増えてしまっている状況です。
物価が上昇すれば自由に使えるお金が減ってしまうことから、プレゼントに割く余裕もなくなってしまうのは仕方のないことです。
上がらない給料
日本では給料が上がっていない点も、プレゼントに割く予算が減少している大きな要因となっています。
厚生労働省の調査によると、1996~2015年にかけての過去20年間の実質現金給与の伸び率は「-0.7%」となっており、データ上も給料が上がっていないことが分かります。
物価高と上がらない給料のダブルパンチから、生活が苦しくなってしまっている家庭も少なくありません。
母の日プレゼントを贈る際には、上手に節約をした上で余剰資金を捻出し、限られた予算の中からベストな買い物をすることが大切です。
おすすめの母の日プレゼント
「生活に余裕がないけど、母の日にはやっぱりプレゼントを贈りたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
「母の日.me」のアンケート調査によると、母の日ギフトにかけられる予算として多かった回答のベスト3は下記のとおりでした。
1位:2000~3000円未満
2位:3000~4000円未満
3位:4000~5000円未満
以下で、5000円以下で購入できる、おすすめの母の日プレゼントを紹介します。お世話になっている母の笑顔を見るためにも、参考にしてみてください。
花
母の日のプレゼントで最も代表的なのは、カーネーションをはじめとした花です。花は2000円台から購入可能で、高くても5000円未満に抑えることも可能です。
花を贈れば華やかな気持ちになり、感謝の気持ちも伝えやすいでしょう。
お菓子
和菓子や洋菓子も、5000円あれば魅力的なギフトを送れます。甘党な母親がいる方にとっては魅力的な選択肢となるので、ぜひ検討してみてください。
コスメ
コスメも3000円台から購入できます。ハンドクリームをはじめとしたコスメは、50代以上の女性から重宝されているため人気も高いです。
普段から使っているコスメを確認しておくと、喜ばれるギフトを送れるでしょう。
お酒
お酒が好きな母親がいる方は、ワインや日本酒などの「ちょっと高級なお酒」を送る選択肢もあります。
3000円台から購入できるため、日頃飲んでいるお酒の種類を把握しておけば、喜んでもらえるギフトを送れるでしょう。
まとめ
物価高や上がらない給料などの影響から、母の日ギフトに使う予算が減少しています。
生活が苦しいため致し方ない点はありますが、やはり母の日には普段からお世話になっている母に向けて、何らかのギフトを贈りたいものです。
5000円未満で購入できる魅力的なギフトは多くあるため、ぜひこちらの記事を参考にしながら、喜んでもらえるギフトを探してみてください。
出典
総務省 2020年基準消費者物価指数全国2023年(令和5年)2月分
厚生労働省 近年の経済成長率と賃金上昇率の動向
グルーヴ株式会社 母の日.me 母の日に関するアンケート
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部